2013/03/22

風景写真とC.G.

幻想的すぎる。。崖の上に咲く桜から空を覆うオーロラまで、美しすぎる写真 – Fantastic Photo - | STYLE4 Design

見出しの画像…写真なのかCGなのか分からない…。
最初、不自然な雲かと思ったら流れ出る溶岩からの水蒸気っぽいし…でもディテールは絵っぽいし…。

多分近い将来風景写真の分野は、置き換わるとまで行かなくともCGが増えるだろう。
本物と見分けがつかない画像…そしてそれが実際の写真よりもパーフェクトな物であるが故、次々と新しい「風景」が見られるだろう。
既に写真のまとめサイトなどでは、風景写真に混ざってCGもチラホラ見かけるようになった。しかも、それがCGと分からない人は分からない…。

それを良い事と考えるか、残念な事と考えるかは意見の分かれる事と思うが、どちらにせよ写真にCGが混ざって行く事は、避けては通れないのではないだろうか。



「これはどうせ偽物だろう」と区別がつかないまま眉唾で写真を見た時…それは感動も何もない、とてもつまらないものとなる。
たとえそれが本物の写真であったとしても。
そしてCGによる「素晴らしい」写真は世に溢れ、あまりにパーフェクトなそれに対し、写真は何て刺激の少ない物へと変わるだろう…。

そして人は次第に風景写真への興味を無くすのかもしれない。
そうなると次に求められるのは、ただ綺麗なだけの風景写真ではなく、その場へ行き、体感するための情報としての写真だけだろう。