2015/06/12

画素数が多すぎてLightroomの処理が重い時は…

最近は高画素のカメラが多くなってきましたが、パソコンが充分でない場合、どうしても処理の遅さがネックになります。
数枚のレタッチならば多少処理が重くても問題ないのですが、大量の写真を処理する場合に処理のもたつきは、直接的な時間のロスだけでなく、ストレスによる疲労度にも影響します。

追記:2015.11
CC 2015.7 の新機能「元画像の替わりにスマートプレビューを使用」を使用すると、下記Tipsと同じ効果が得られます。

そこで、できるだけストレスなく処理するために、Lightroomの機能であるスマートプレビューを使用します。
これは本来、外付けHDDやNASにあるデータを使用する時、ノートパソコンなどでオリジナルがローカルになくても作業を続行できるという機能です。
LightroomでDNG形式のファイルに変換し、間接的にそのファイルを使用し、オリジナルにアクセスできる環境になった時、自動で作業した内容と同期してくれます。
オリジナルデータを外付けHDDに移したら、そのHDDをアンマウントしてしまえば後の処理はスマートプレビューによる処理となります。

このDNGファイルはオリジナルよりもファイルが小さい為、サクサクと作業できるというわけです。iOSやAndroid用のLightroom mobileでも使用されています。

ただ、最初にスマートプレビューを作成する時にそこそこ時間がかかりますので、それは寝てる間や時間のある時に作成するなり工夫が必要ですが。

追記:2015.10.1
スマートプレビューを作成するまでは同じですが、その後オリジナルデータの入ったボリュームをアンマウントすると書きましたが、もっと簡単な方法として、Finder上で(Lightroom以外で)フォルダーをリネームしてしまうやり方があります。
Lightroomライブラリ上のフォルダはグレー表示になり「?」マークが付きますが、スマートプレビューを作成しているため継続して作業が可能です。
作業が終わりましたら、またFinder上で元の名前に戻すと、Lightroom側が自動認識して通常の扱いに戻ります。これの方が簡単ですね。



他にLightroomを軽くする方法として…

  • カタログをSSDなど高速なデバイスで使う。(ただ、うちの環境ではそれほど効果はありませんでした。)
  • カタログ設定から、キャッシュで使うプレビューサイズを小さく設定する。
  • 標準サイズのプレビューや等倍プレビューを前もって作成しておく。
  • レンズ補正の「プロファイルを使用」や、ディテールの「ノイズ軽減」は特に重いのでチェックを外しておく。必要なら最後にかける。

などがあります。

2015/06/04

Lightroom CCでLightroom mobileとの同期チェックボックスがコレクションに表示されない。

LightroomとLightroom mobileの同期は便利なのですが、時々挙動がおかしいのが困りもの。
今回はLightroomがCCになったからなのか、なぜかコレクションから同期チェックボックスが出ず、同期ができなくなったというお話。


本来はコレクションの作成時にはこのように「Lightroom mobile との同期」というチェックボックスが表示されます。
それが何故か表示されなくなっていて、こんな時まず先に確認するのは、ちゃんとアカウントにログインしているかどうか…。これは環境設定のLightroom mobileタブから確認できます。
そして、ログインは何故かここではなく「ヘルプメニュー」にあるサインインから…なのですが、LightroomがCCになったからか、結局はCreative Cloudのサインインに飛ばされます。
CSの時は、同期で重くなってしまうのを避けたい時にLightroomのみサインアウトができて便利だったのですが、CCからはCreative Cloud関連すべてがサインアウトしてしまいます。

自分の場合、サインインしてもダメ…。変わらず同期チェックボックスは表示されません。 ここで新たなカタログ「test」を作り、試してみることにしました。
新しいカタログで起ち上げると、最初にLightroom mobileと同期するか聞かれます。どうも従来から引き継いだカタログだと、以前の設定を受け継いだまま、この表示が出ず、再設定できないことになっているようです。

どこかに同期を再設定する箇所がないかひたすら探した所…ありました!
場所は、「メニューバー」の「ヘルプ」から「Lightroom mobile のヒント…」。
これをクリックすると、真ん中に同期の説明が出ますが、ここから細い線をたどって
、着目するは左上のアカウント名。

このアカウント名をクリックすると小さな三角形が隣に現れます。一回クリックしないと表示されないのが分かりにくい原因。

それをクリックするとカタログに対しての同期設定の変更パネルが出ます。
これで無事にLightroom mobileと同期できるようになりました。 つぎはぎで作ったせいか、設定箇所があちこちに飛んでしまい、非常に分かりにくいUIとなってますねこれ…。なんとかして欲しい所です。