2012/10/05

Quick Review: Apple iPhone 5 Camera: Digital Photography Review

Quick Review: Apple iPhone 5 Camera: Digital Photography Review
所謂「パープルヘイズ問題」の検証。

自分もツイッターで何度か推測を書き込んでいますが、自分はサファイアガラスのせいでもなく、薄型化したカメラユニットのせいでセンサーと反射面の距離が近くなり、元々発生していたフレアが集光してしまい目立つようになった…と推測しています。というのは、どのiPhone4Sとの比較写真も、フレアの出ていない所ではiPhone5の方がクリアで、4Sは全体に渡りフレアが発生しているからです。

ちなみに赤外カットフィルタを外したからと言う説は、記事上では否定されているし、自分もそれは違うと思っている。というのは赤外まで感光すると、もうそれは奇妙な発色…主に染料によっては黒い生地が紫になったり、青い花が紫になったりする。この「紫」というのに見覚えがあってそう思ったのかもしれませんが、これで変色してしまった画像をソフトウェアで元の色に戻すのは非常に難しく、今まで見たiPhone5の綺麗な発色を見る限り、その様には見えません。

解決策は…「フレアが目立つ構図では撮らない。」

これが自分の答ですが、iPhoneでなくともこれは同じです。
太陽など強烈な光を発する物をフレーミングからぎりぎり追い出し、フードや手などでハレキリをする。それが無理な構図ならば、フレアやゴーストを生かした撮影をする。
誰でも簡単に写真を撮れる時代になって、カメラに望まれる物が高くなってきたようにも思います。

個人的にはこのパープルヘイズ問題より16:9と4:3の比率の違いから起きるフレーミング問題の方を遥かに問題視しているのですが、これに関して騒いでる人は多くありません。
アプリひとつの修正で問題なくなるのですが…。
これに気付かないのなら一眼レフの100%ファインダーなんてカタログスペックで必要なだけの物になりますね(笑)