2015/05/18

テキストエディットの「複製」「名称変更」を以前の「別名で保存」に戻す

いまさらなのですがMacのテキストエディットなどでの保存方式が10.9から変わって、今までの 「保存」「別名で保存…」が 「保存」「複製」「名称変更…」とわけの分からない物になり困っていました。
ショーットカットも変更になり、別名で保存は複製のショーットカットに。 普段ショーットカットを多用していたので、間違えるたびにイライラしていました。
他も全て変わるのならともかく、変わったのは一部のアプリケーションだけという半端な状態。 なのでいっそショーットカットキーを変更してしまおうというのが今回のお話。

ショーットカットキーを変更

  • まず環境設定から「キーボード」を選択。左に見えるアプリケーションをクリック。
  • +ボタンを押し、テキストエディット.appを選択。
  • メニュータイトルを「複製」。ショーットカットキーをMacでの標準 commond+option+d を押すことで割り当て。
  • 次にもうひとつ。今度はメニュータイトルを「別名で保存…」最後の三点リーダを忘れずに。コピペするといいかもしれません。そしてショーットカットキーは以前と同じ shift+commond+s に。 
それらを設定すると、どこからともなく「別名で保存…」メニュー項目が現れます。
実はこれ、optionキーを押すことで表示が変わり選ぶことができるのです。Macはこういった裏技的なものがたくさんあり、知るとそれが楽しいのですが知らないととても不便なこともあります。
これでとりあえず以前と同じショートカットを使うことができるようになりました。
ちなみに、上のスクリーンショットを見てもらえると分かりますが、自分はFinderの「複製」を変更しています。 これはAdobe系のショートカットではcommond+dは選択解除のため、Finderで全選択された大量のファイルの選択を解除しようとしてcommon+dを押し複製されるという間違いがしばしば…。なので変更してしまいました。ファイルを複製する時はoption+ドラッグを普段使いますし、「〜 のコピー」という文字もちょっと…。option+ドラッグだと「〜 2」という表記です。

2015/05/17

着いた先は限界集落

今日は行くあてもなくドライブしていて、山奥の集落に着きました。
数えてはいないのですが、だいたい20件前後でしょうか…川沿いに古い木造の家が建つ静岡のとある集落です。
数年前に一度訪れたことのある場所だったので、どこか懐かしい感じで最初はワクワクしていたのですが、どうも様子がおかしい。人の気配がしない。

よく見ると家の戸は閉まったまま草や蔦が生い茂り、人の出入りがないことが分かる。
家の前にある広めの庭には、きっと花が好きだったであろう住民が育てていたであろう花壇が並ぶ。しかしもう花は咲いていない。
カメラを持ってきていないのでiPhoneを取り出し撮影を始めた。
当時。村人が道を行き来している様子を想像しながら。

限界集落と呼ばれるものがある。
若い人たちは街へ出て、集落には年寄りばかりが残る。そして段々と人は減り、消滅寸前の集落のことを言う。
残された年寄りたちは不便でそして孤独な生活を強いられる。
何か必要であっても物はない。豊かな生活でもない。体も弱り、街への買い出しもままならないだけでなく、田畑の仕事や普段の生活も厳しくなっていく。年寄りだけが残るとはそういうことだ。

地域によっては村おこしなど新たな住民を向かい入れ、過疎化に歯止めをかけようとしている所もある。しかし、これからは生活しやすい場所に住民を集約し、効率的に住む方がいいという意見もある。
確かにそうかもしれない。元々山間部が発展した理由のひとつにある林業も今や厳しく、生活だけでなく仕事という面も含めその方が住民にとっても便利だろう。
将来はそれでいいかもしれない。いや、そうならざるを得ないかもしれない。しかし、限界集落の問題は今起きていること。
都会の片隅で起きていると思われがちな孤独死が、当たり前のように多くの集落で今、起きている。

どんな生活だったのだろうか。
どんな人生だったのだろうか。
自分には想像でしか分からないことが多すぎる。しかし、今日見てきた、感じたことは、今日本中で現実に起きていることなんだと、あらためて考える機会になった。

たった1日、iPhoneでパッと撮っただけの写真ですが、一部アップします。またいつか撮りたいと思います。

限界集落

2015/05/04

ニコンのホワイトバランス微調整(色温度とミレッドの計算)

メモ代わりに書いてます。
ニコンのホワイトバランス微調整は説明書を見ると、(機種毎に調整範囲は異なります)

(LBA、LBBフィルタに相当)AB(アンバーブルー)方向で0.5段単位。1段は5ミレッド相当。
(CCフィルタに相当)GM(グリーンマゼンタ)方向で0.25段単位。1段は濃度約0.05。

LBA(B)=Light Balancing Filter Amber (Blue)(色温度変換フィルタ)
CC=Color Compensating Filters(色補正フィルタ)

GM調整

CCフィルタの表記(例:CC Y15)は濃度を100倍した数字なので、GM方向(縦)は1段毎にCC M5やCC G5のフィルタをかけるのと同じになります。
2段だとCC M10、CC G10。

AB調整

ミレッドは、色温度の逆数(1/色温度)に10の6乗をかけ算したものなので、例えば
色温度5500Kの時は 1/5500*10^6 ≒ 181.8 ミレッドとなります。

例. オートホワイトバランスでは5600KでRAW撮影された写真が少し黄色かったので、現像ソフトで色温度を下げ5200Kで調度良くなった時は

1/5600*10^6-1/5200*10^6 ≒ -13.7 ミレッド
カメラ説明書によるとAB方向で5ミレッド/段。0.5ミレッド単位で調整可能なので、B2.0〜2.5にしてあげれば望む結果になるかもしれません。

差分ミレッド計算機
(1/K - 1/K)x10^6 = mrd
色温度変換フィルター LBA(B) の数値に換算する時は、計算結果を10で割ると出ます。


早見表
3200K 312.5ミレッド
4545 220
4651 215
4769 210
4878 205
5000 200
5128 195
5263 190
5405 185
5500 181.8
5555 180
5714 175
5882 170