2014/12/12

dmgボリュームへの書き込みが異常に遅い | Apple サポートコミュニティ

うちの環境(同じく10.8)で暗号化ディスクイメージへの書き込みが極端に遅かった(一桁MB/sくらい)ので、ネットで調べていたらこちらが引っかかりましたので、追試含めて検証です。

10.8 Mountain Lion上での話なので今(10.10)はどうなのか分かりませんが、メモとして…。


状況はこんな感じです。
10.8HDフォーマット+10.8暗号化イメージディスク→書き込みのみ遅い

更に検証を重ね、以下のパターンでもアウト。
10.8HDフォーマット+10.6暗号化イメージディスク→X
10.6HDフォーマット+10.8暗号化イメージディスク→X

解決方法は
10.6HDフォーマット+10.6暗号化イメージディスク
10.8HDフォーマット+10.8暗号化スパースバンドルディスクイメージ

要は、その時のOS環境にすべてを合わせろということですね…。
スパースイメージは何度か壊れたことがあるので避けていたのですが…。
(そうか…ディスクユーティリティやTechToolで検査しても問題が出なかったけれど、DiskWarriorでのみ出たエラーは、これだったのかな?ディレクトリ再構築出来ないほど壊れてるから、プレビュー(DiskWarriorが仮想構築したボリューム)からコピーしろと表示され、コピーして作り直したけれど同じエラーが出た…。)


dmgボリュームへの書き込みが異常に遅い | Apple サポートコミュニティ

2014/11/22

写真が傾くクセのある人は…

しっかり構えて撮るのなら傾かないけど、気楽に撮るとどちらかに傾いて写真が斜めになってしまう癖ってありますか?
自分は横構図の時は大丈夫なのですが、縦構図になると斜めになりがちです。
これ実は、ファインダーを覗く時に「首が傾いているから」なんです。
首がまっすぐになっているかを意識することで、自然と垂直のとれたフレーミングになると思いますので、試してみてください。
…といっても最近は液晶画面を見ながら撮影というパターンも多いかもしれないので、その場合は当てはまらないかも?

久々の更新なのにちょっと短いのでもうひとつ。
縦構図でカメラを構える時、右手が下?上?正解ってあると思いますか?
ブレにくいのは脇が締まる右手が下の時だと思いますが、手首が固いと上手く構えられなくて、ここでもまた水平が傾いた写真の原因になるかも…。
じゃあ右手が上?これの方が楽ですが、少しだけブレやすくなるかもしれません。
フラッシュを付けて人物を撮るとき…ここで言うフラッシュとはグリップタイプのではなく一般的な上に付けるクリップオンタイプの物ですが、それを使って縦位置で人物を撮る時は顔の前に影が出ない方向で構えます。
顔の前に影が出るより、髪の毛の方へ影が出た方が自然だからです。
例えば被写体が向かって右を向いていたならフラッシュは右側から…右手は下です。左を向いていたなら、その逆…右手が上になります。
縦位置メインで撮るよという人には、通常カメラの上に付けるクリップオンを横へ取り付けるストロボブラケット(エツミ)という便利な物も販売されているので、それを利用するのもいいでしょう。

2014/11/05

“軍艦島を4K+ドローンで撮ってみたらすごかった【動画】”←に20年以上前撮った写真と同じ場所が!

軍艦島を4K+ドローンで撮ってみたらすごかった【動画】

これ…ここ
 ↓約20年後









2014/09/24

Imaging-Resourceのテスト写真でニコン現行フルサイズ(Df除く)のRAWを高感度で比較をしてみた



左から:D750-D610-D810-D4s
感度:ISO12800
NR:OFF
RAWをNikon Capture NX-Dで現像
※D810とD4sは2400万画素相当にリサイズ
最下段は66.6%に縮小表示

D610は明るめのトーンはD750よりノイズが目立ちませんが、シャドー部でコントラストの低下が見られます。
同じ画素数ですが、D610に比べD750は少し高感度に強くなっているようです。
D810はD610よりも若干ノイズが多い物の、画素数の多さを考えると良く出来ていると思います。所々例の物か分かりませんが、輝点が目立ちます。
D4sはこの比較では拡大になりますので少しぼやけています。画素数が少ないせいか相対的にノイズが大きく少し目立ちますが、D4sはD750,610が後一段ほど感度をあげるとトーンが崩れ始めるのに対して、2段差のISO51200でも綺麗なトーンを保っている所は凄いことです。逆に言えばそこまでの超高感度が必要ないのなら、他のカメラの方がいいのかもしれません。
個人的には今まで12800〜25600の感度で使いたいと思うシーンはありましたが、極限られたシーンには違いなく、通常はそこまで必要なこともないでしょう。

D750の高感度画質はバランス良く、いい出来だと思います。これでD800系のボディだったら…と思うと残念ですが、こうして画質の比較をして見ると、ニコンの現行カメラはそれぞれがバランスのいい位置にあるのかもしれませんね。

Nikon D750 Review: First Shots - Samples

2014/09/19

iOS8のカメラ機能を使ったマニュアル撮影のしやすいカメラアプリ

チラッとApp Storeを覗いたら、新着に良さそうなカメラがあったので購入してみました。
Manual Cam:App Store(iOS8以降 期間限定100円)

マニュアル撮影前提でリアルカメラチックのシンプルなカメラアプリです。もちろんオートでの撮影もできます。
手動で設定出来る項目はメニュー左から
・ISO感度
・シャッタースピード
・ホワイトバランス ・ピント
・フラッシュ
変更したいボタンをタップし、上下方向へのドラッグで変更変更する操作方法です。
左右方向へのドラッグでフィルターがかかります。
画面内をダブルタップでリセット。
このアプリの特筆すべき所は、ピント合わせのしやすさ。
FOCUSボタンを押すと、中心をクローズアップした画面に切り替わります。FOCUSボタンを押した後、指で画面に触れた個所を中心にクローズアップが可能。これを見ながらダイアルを回しピントを合わせますので、正確なピント合わせが可能になります。
スクリーンショットがブレてて申し訳ない…(笑)調整ダイアルを触りながら電源ボタン+ホームボタンというのがナカナカ辛い…。
ProCam 2:App Store:セルフタイマーやHDR、フィルターなど、通常のカメラ機能もある。
DP Cam:App Store:ドラッグによる操作。tint(色合い)調整がある。フラッシュの光量調整。
Manual Cam:App Store:シンプルでカメラ的な操作感。フォーカスポイントの拡大機能。フィルター。
どれも迷いますね。しばらくいろいろ使ってメインで使うカメラを決めたいと思います。




2014/09/18

iOS8でカメラアプリProCam2によるマニュアル撮影と、ピント合わせのための画面拡大

iOS8の登場でカメラ周りのAPIが開放されサードパーティのアプリケーションでシャッタースピード、感度、ピント、ホワイトバランスの調整が可能になりました。
自分の知る限りでは、iOS8アップデート初日の段階で ProCam 2:App Store (200円)がそれらのマニュアル操作が可能になっています。

AEとAFのフレームをドラッグで分離し、フレームないをタップするとロックが出来、調整用のバーが現れます。
調整バーは小さくて少し使いにくいのですが…。
もちろんマニュアル操作なので、明るさの調整にも使えますが低感度で固定することにより画質の劣化を抑えるという使い方もできます。その場合はスローシャッターになりがちなので、手ブレに注意。
ホワイトバランスの調整は右上にある「WB」ボタンを押します。
これもAE、AFフレームを分離しないと表示されません。

さて、このカメラはとても便利なのですが、マニュアルのピント調整について少し書きます。
iPhoneの小さい画面だとピントが合っているのか合っていないのか少し分かりにくい時があります。特にこのアプリのように手動でピント調整をする場合には少し不便です。
そこで、iPhoneに元々備わっている、画面の一部を拡大するズーム機能を使います。
このアプリの場合、元々ズームバーがあるのでそれを使ってピントを合わせた方が楽だと思いますが、他のアプリにも応用出来ますので、一応Tipsということで…。

設定>一般>アクセシビリティ>ズーム機能を開きます。これをオンにするだけ。使い方は説明書きにある様に、三本指タップで拡大されます。拡大率の変更は三本指でドラッグします。
これだけなのですが、デフォルトだと全画面拡大してしまい、写真を撮るためには少し不便ですので、スクリーンショットの下部にある「コントローラを表示」もオンにします。

オンにすると更に設定項目が表示されますので、そこの「ズーム領域」を「ウィンドウズーム」に設定。
表示されたコントローラをタップするとこの様な画面になりますので、「レンズのサイズを変更」を選択すると、拡大表示するウインドウの大きさを変えることができます。
実際の画面はこんな感じです。スクリーンショットには拡大された画面は映らないようですがフレーム内は実際には拡大されています。フレームのサイズ変更と移動はフレーム下部の少し膨らんだ部分から変更出来ます。
撮影画素の一部分を直接拡大するわけではなく、ただスクリーンを拡大しているだけなのでボヤけますが、それでも少しはピント合わせが楽になるかと思います。
デフォルトの三本指タップで起動の他に、同じくアクセシビリティの最下部にある「ショートカット」でズーム機能を選択することで、ホームボタンのトリプルクリックで呼び出すこともできます。こちらの方が便利かも?
以上、iOS8でProCam2によるマニュアル撮影と、ピント合わせのための画面拡大でした。
今回iOS8で個人的に一番期待したのがこのカメラ周りAPI開放だったので、さっそく対応したアプリが出てくれたことを嬉しく思います。今後このAPIを使ってマニュアル撮影の出来るカメラアプリは次々と出てくることを期待します。

追記:2014.9.18-18h35m
App Storeを検索かけてマニュアルで撮れるカメラアプリを探してみました。
まだ少ししか試していませんが、このアプリいいかも! DP Cam:App Store
各種マニュアル調整が上下ドラッグのみでできます。また上記ProCam2にはない、ホワイトバランスのtint(色合い)調整もできます。探せばまだまだ沢山ありそうですね。それにしてもAppStoreは新しいアプリを見つけにくくなった…。

DP Camで調整した写真とiPhone5sの標準カメラアプリで撮影した画像です。

2014/07/15

MacでPDFを圧縮する 〜 プレビュー.appやAutomator、PDFサービスからの利用

MacはPDFの扱いが便利なのですが、画像を多く含んでいるとサイズがとても大きくなってしまうのが玉に瑕…。
標準でもQuartzフィルタに「Reduce File Size」という項目があるのですが、圧縮率や縮小率が選べません。
今回は埋め込まれた画像を任意な圧縮率にJPEG圧縮して、全体のPDFのファイルサイズを小さくする方法です。
今回の圧縮では517MBのファイルが35MBになりました。

PDF圧縮用のQuartzフィルタを作成する方法。

Mac標準で入っているColorSyncユーティリティを使います。
「フィルタ」から「Reduce File Size」を選択。
右側の三角をクリックし、複製します。

複製した項目を展開し、希望のサイズや圧縮率に変更します。

後は保存ダイアログに表示されるQuartzフィルタで作成したフィルタを選択すればOKです。
埋め込み画像をJPEG圧縮するので圧縮率が高すぎると、特に小さい画像のディテールが失われますので、圧縮率を変えた物を何種類か作っておくといいかもしれません。

プレビュー.appでPDFを圧縮する。

先程作ったファイルは
~/Library/Filters/
に保存されています。プレビュー.appはここを参考にしてくれないので、
/Library/Filters/
にコピーします。(Filtersフォルダがなければ作ります)。システム下なので管理者権限が必要です。
これでプレビュー.appからもPDF圧縮が可能となります。
Mac OS10.9からはプレビュー.appはAppleScriptに対応したらしいので、圧縮作業を自動化させる事も可能でしょう。

Automatorで自動化する方法。

10.8以下だとAutomatorを使って自動化させる事ができます。
今回はコンテクストメニューで使いたかったので「サービス」を選択。
Finder上でPDFファイルのみを対象にしました。

「ファイルとフォルダ」から「選択されたFinder項目を取得」を右ウインドウにドロップし加え、
「PDF」から「QuartzフィルタをPDF書類に適用」を更に追加します。
オプションから先程作ったフィルタを選択して保存すれば完了です。
後は圧縮したいPDFファイルを選択し、Windowsでいう右クリック…コンテクストメニューから選ぶだけです。今までひとつひとつ手動でチマチマやっていたので便利になりました。

プリントダイアログの「PDF」から選ぶ方法。

プリントダイアログに表示されるPDF…webページをPDF保存したい時など便利に使えるのですが、例えばLightroomからプリントインデックスをPDF出力したい時なども便利です。
方法は、これもまたAutomatorのワークフローで、上記と同じく「QuartzフィルタをPDF書類に適用」を追加。
次に「ファイルとフォルダ」から「Finder項目を移動」を追加し、保存場所を任意のフォルダに指定します。この時「ワークフローの実行時にこのアクションを表示」にチェックを入れておくと、保存箇所が変更出来るので融通が利きます。
出来上がったワークフローは~/Library/PDF Services/に保存します。

実行画面
デフォルトにある「PDFとして保存…」がQuartzフィルタに対応していればいいのに…と思いつつ、作成の手間はかかる物の簡単にPDFを圧縮保存出来るようになりました。



2014/06/03

iOS 8でのカメラ制御、写真アプリのAPIが解放されました。

iOS 8 for Developers - Apple Developer

Photokit - 写真アプリのAPIリファレンス
Photos Framework Reference

Manual Camera Controls - カメラ制御のAPIリファレンス
AV Foundation Framework Reference
Your app can take direct control over the camera focus, white balance, and exposure settings. Your app can also use bracketed exposure captures to automatically capture images with different exposure settings.
これを読むと今まで出来なかったいろんな事が出来そう。フォーカス、ホワイトバランス、露出の制御だけでなく、ブラケットとかもあるし。これは楽しみ。
きっとiOS8以降対応のマニアックなカメラアプリが沢山出てくると思いますよ。


2014/05/30

インタビュー:LUMIX GH4の「空間認識AF」は何が凄い? - デジカメ Watch

空間認識AF

あらかじめデータを入力してあるレンズで撮った2枚の写真からボケ量を判断して、フレーム内にある物体の距離情報を取得し、コントラストAFでも合焦を速くする技術。
…これってスマホとかコンデジのようなボケにくいカメラで自然なボケを再現する技術に応用出来ないのかな。なにせ距離情報を持ってるんだし。

動画からのスチル写真の抜き取り

記事にもある様に4K動画は静止画で800万画素のスチルカメラに相当する。
800万画素あればたいていのニーズには応えられるくらいに充分な写真が撮れるわけだけど、近い将来は更に高画素の8Kも待っている事もあって、スチル写真の撮り方って本当に変わってくるのかもしれない。

動画から抜き取った写真…シャッターチャンス的にはこれはもう最強だろう。ただ、シャッタースピード…こればかりは両立させる事は難しいかもしれない。
なにせ動画は一般的には60P(一秒間に60フレーム)という制限があり、1/60秒より速いシャッタースピードで撮る場合は、動画のつなぎ目が不自然になっていきパラパラマンガみたいになる。
1/60秒だと動いている被写体はたいていの物がブレるスピードだ。
ただこれも将来8Kで120Pとか一般的になってくると、動画を撮りつつ写真を抜き取りという撮影が普通になるのかもしれませんね。

この2つの技術は近い将来写真の撮り方をガラッと変える物になるかもしれません。





インタビュー:LUMIX GH4の「空間認識AF」は何が凄い? - デジカメ Watch

2014/04/19

ちょっと分析してみた→「信じられます? この四角形、全て同じスピードで動いています : ギズモード・ジャパン」

黄色の四角形に青の四角形が追随して動いているように見える。
面白いけど、でもどうしてそう見えるのか気になったので記事通りPhotoshopで開いて確認してみた。

元はご存知アニメーションGIF。
それの24〜26フレーム目を抜き出して見てみると…。
四角形が上から下へ移動している途中。
黒帯と四角形の間に出来た隙間に注目してください。
青の四角形に比べ黄色の四角形の隙間は、白と黄色のコントラストが弱いため境目がハッキリしていません。逆に青との隙間はハッキリと境目が見えています。

次のフレームは隙間がなくなった状態。
青の四角形に着目すると、前のフレームからどの位移動したのかハッキリと分かりますね。
逆に黄色の四角形は前のフレームでの隙間がハッキリしていなかったので、移動量が少し分かりにくい。更に、この静止画で黄色い四角形だけを見ていると、なんとなく上に移動しているように見えませんか?

これ写真でも使う感覚なので今回ブログに書くことにしたのですが、「物は暗い所から明るい所へ移動しているように見える」のです。
移動というと大袈裟だけど、明るい方へ引っ張られるような、明るい方が方が広いような…。
写真の場合でも画面内の明るい箇所と暗い箇所、そして主要被写体とそれらの位置関係で印象がだいぶ変わってきます。
それが主要被写体のイメージに合わないと、なにかシックリ来ない感じになります。

この黄色い四角形もこの瞬間、上に引っ張られるように見え…でも連続で見ていると下へ動いているので、動きが少し遅くなったように見えるのだと思います。

26フレーム目。
もう少し下に動いて、今度は黒帯と黄色の四角形のコントラストが付き、境目がハッキリと見えるようになりました。
逆に青の四角形は境目が分かりにくくなりました。
故に帯から四角形が抜けるまで、目は黄色の四角形の動きしか正確に認識することが出来なくなります。最初(24フレーム目)の認識と逆ですよね。
そして後は25フレーム目の理屈が来て黒帯を抜けると、今まで認識しにくかった青の四角形の位置がハッキリと解るため、まるで急加速しそこに移動したかの用に見えます。
後はもう繰り返し…。

多分こんな感じなのだと思いますが、どうでしょうか。



信じられます? この四角形、全て同じスピードで動いています : ギズモード・ジャパン

2014/04/18

Sigma 50mm F1.4 DG HSM | Art Lab Test Review: Digital Photography Review

シグマ新50mm/f1.4のDxOMarkが出ました。

dpreview記事内にはニコン58/1.4やツァイス55/1.4と並べて比較のできるリンクがあります。




ニコンの58mmはMTF曲線などでは現れにくいと発売した時に関係者が言っておりましたが、やはりもう少し頑張って欲しい所です…。






Sigma 50mm F1.4 DG HSM | Art Lab Test Review: Digital Photography Review

2014/04/12

シグマ新50mmのサンプル出ました→Sigma A 50 mm f/1.4 DG HSM - sample images - Lenstip.com

ちょっといまいち判断が付きにくいのですが、ボケに関してはあまり綺麗ではなさそうな…。

シャープネスはカメラやその設定かもしれないので、JPEGからだと判断しにくいのですが、これを見る限りでは取り立てて特筆するほどシャープな物でもないように見えます。もちろん従来の50mmクラス…特に旧シグマ50mmに比べると特に周辺像ではかなり改善しているようで、だいぶ隅の方まで収差は抑えられているようです。

10万円台…シグマ
20万円台…ニコン
40万円台…ツァイス
と高級標準レンズが最近続々と出てきましたが、どれも一長一短があり個性的なレンズと思います。ユーザの要望はニコンの大きさでツァイスの解像力をシグマの価格で…なのでしょうが、それはなかなかムズカシイでしょうね(笑)

Sigma A 50 mm f/1.4 DG HSM - sample images - Lenstip.com


他に、ツァイス55mmとシグマ50mmを比較した記事もあります。
Sigma 50mm f/1.4 Art Review: Great Glass That Punches Above Its Price

これを見るとそこそこ健闘しているように見えますが、実際どうなのでしょう。


2014/04/09

Adobe Lightroom mobile提供開始

iPadとPC、Mac間で同期が出来る Adobe Lightroom mobile が配信開始されました。

iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 Adobe Lightroom

自分のiPadはあまり使っていないので古いiPad2のままなのですが、試しに入れてみました。
使用するにはAdobe Creative CloudのアカウントとLightroom5.4が必要になります。

レビューや説明などは、
とか
とか
をご覧になるといいかもしれません。←他力本願^^;
(追記 2014.4.13)こちらのレビューがとても詳しく役立ちます!
徹底解説!Lightroom mobileの使い方と活用方法をはじめから丁寧に! | studio9



非力なiPad2でどの程度出来るのかと心配でしたが、さすがにサクサクとは行かない物の、実用に耐えるほどに少し重い程度でした。
ただ、1200万画素400枚の写真をクラウドにアップロードし、その後iPadにダウンロードする事自体は、光回線な事もあるのかそれ程時間はかからなかったのですが、その後に多分プレビュー画像を作成する工程で1時間15分程かかりました。これは最新のiPadならばもっと速いのではないかと思われます。

操作は左右スワイプで写真を前後し、上下でフラグを付けることが出来るので、選抜作業にはとてもいいのですが、たまに次の写真へ送ろうとスワイプした時に斜めに入ってしまいフラグが付いてしまうこともしばしば…。「取り消し」もないため、フラグ付きを非表示にしているとフラグ解除にも手間がかかることがありました。ここは少し慣れが必要かもしれません。

また、自分が知らないだけかもしれませんが、比較表示が出来ない為、細かいピントのチェックや構図の違いなどを見たい時には少し不便でした。

電池もガンガン消費するかな?と思いましたが、選抜している位だとそれ程でもなく、アプリ自体の出来はとても歓迎出来る物です。
ただ母艦側のLightroomは同期にかなりのCPUパワーを使っているらしく、うちの非力なMacだとCPUの70%前後を占めてしまい、普通の処理がもたつく感じになりました。これは母艦側でアップロード用のDNGファイルか何かに変換でもしているのでしょうか…。
そして、一回同期を切ってしまうと、次にまた同期したくなった時にアップロードの初めからになってしまいますので注意が必要です(ダイアログは出ます)。
これDropboxのようにサーバへ保管されていて、同じ物ならすぐに復帰出来るようにはならないかな…。

いろいろと書きましたが、何か新しい使い方ができそうな面白いアプリです。
これでやっと野山でゴロンとなりながら仕事が出来るようになるかなあ…。

2014/04/06

追記しました→GlimmerBlockerでインラインフレームをブロック

少し前に書いたGlimmerBlockerでのインラインフレームの非表示方法について、とても簡単な方法が分かりましたので、元記事に追記しました。



ぽんハウス BLOG: GlimmerBlockerでインラインフレームをブロック

2014/03/23

卒園式

ツイッター(@ponhouse1993)からの転載

0歳児から撮ってた子たちが卒園する。
もう会うこともないかもしれないけど、ぼくの撮った写真はこれこらもきっと時々引っ張り出されたりして、結婚式とか流れたりもして、子どもが産まれたらお父さんお母さんの子どもの頃だよっていつまでも伝わって行くことを考えると、最近はとても感慨深い。

2014/03/22

スランプについて考えた

自分の思考が先に行ってしまい、まだ体得が出来ていない状態。

「目が肥える」という言葉のように、自分の中で「こうありたい」という物が創られるが、まだそれを叶えられるほどの腕がない、ズレた状態なのではないだろうか。
腕というと技術的な事だけと考えてしまいそうだが、ここで言う「腕」とは思考含まれ、まだ完全な「理解」には至っていない状態。

先走っているのだから、実際にはレベルが下がっていなくとも、相対的にはレベルが下がっているように感じる。

だから腕がイメージに追いついた時=スランプを乗り越えた時、人は成長すると言えるのではないだろうか。
その為には反復という鍛練が大事だ。
反復して体にイメージを叩き込むこと。

数学で難しい問題を一問解いて終わりにしていたら、いつまで経っても本当の意味では身に付かない様に。反復して何問も解き、ようやく本当の「理解」にたどり着ける。

2014/03/21

いい写真とは…

これに関してはずっと考えていて、未だにこれだ!という答は出ず。
少しスランプ気味だったので「いい写真」とはどんな風に受け止められているのだろうとググってみました。
たくさん参考になるサイトがあった中でいくつか…。

朝日新聞デジタル:良い写真とは? 上手な写真とは?
動画では生まれにくい「想像する」という楽しみ、というよりはこれは「快楽」かもしれない。そしてこれが写真の持つ醍醐味なのかも知れない。
動画では生まれにくい「想像する」という楽しみ、というよりはこれは「快楽」かもしれない。そしてこれが写真の持つ醍醐味なのかも知れない。限られたフレームに一瞬を閉じこめる。綺麗風に言うとこんな感じだけど、自分もそう思う。この「想像する」という楽しみは、小説の楽しみ方にも似ている。限られた情報から想像する楽しさ…。昔、オレ流写真論の第一回で書いた「写真は自由」…それは撮る側の自由でもあり、また観る側の自由でもある。
与えられた物をただそのまま受け入れるのではなく、いったいどういう事なのか。何が写っているのか。何を言いたいのか。
写真って、それを伝える楽しさでもあり、それを想像する楽しさでもある。


いい写真の定義は写真の用途によって変わってくるということを頭に入れておく必要があります。
「読者に行動を起こさせる写真がいい写真」
広告のプロならではの視点。言葉を変えると「観た人が感動する写真」「心が動く動く写真」…まさにそれはいい写真だと思います。そしてそれには自分の心が先ず動かないときっと撮れない…いや、もしかしたら撮れるのか?
ずっと自分がそれを好きになり、そして感動する事が大事だと思っていたけれど、もしかしたらそうとも限らないのかもしれない。
全然思い入れもなく何気なく撮った一枚が、誰かの心に響く事もきっとあるから…。となると一体…。

「いい写真」について悩むのは、今日からもうやめよう - NAVER まとめ
まとめなので参考になりそうなリンクがたくさんあります。
ただ、自分はもっと悩みたい。写真を続ける限り、考えて、悩んで、自分なりの何かを見つけたい。


そういや昔からレンズはあまり持ち歩かなかったなあ…。ずっと貧乏なのもあるけど。28と85だけバッグに入れてた。50mmは持ってなかったんだけど、最近はほとんどが50mm一本だ。
というのはツイッターでつぶやいたので、ついでに載せたのですが、ある意味どうでもいい話(笑)
自分が誰か写真を撮り始めたい人、撮っている人に伝えたい事を書くとしたら、これはポイントとして大きく占めるかなあ…。
自分は使っているカメラの機能は多分100%知っているし使っていると思うけど、それは機械が好きだからという部分が大きい。ほんとそれだけで、カメラの機種やメーカーにこだわりはそれほどなく、これから写真をはじめる人には、出来れば純粋に写真という物を撮る楽しみに浸って欲しいと思っている。
(機材について云々言ってる人達の空気がとても嫌いというのが大きい…。)

撮影者の心の内をどんなにごまかしても等身大が写ってしまう。強いて言うならばそれ以上は絶対に撮ることが出来ない。どんなに技術がある写真家でも人間としての中身が未熟であれば、それが写る。
最近特にそう思います。
技術やら機材やらなんて、ほんとに表面的な物で、写真の凄さってもっと内側の所にある物だと。それはまさに、その人の人となりであり、そこを磨くには人間として成長して行くしかないのだろうと。

最後に、自分が昔最も感銘を受けたユージンスミスの言葉を紹介して終ります。

写真はせいぜい小さな声に過ぎないが、 ときたま――ほんのときたま―― 一枚の写真、 あるいは、一組の写真がわれわれの意識を呼び覚ますことができる。 写真を見る人間によるところが大きいが、ときには写真が、思考への触媒となるのに充分な感情を呼び起こすことができる。われわれのうちにあるもの――たぶんすくなからぬもの――は影響を受け、 道理に心をかたむけ、誤りを正す方法 を見つけるだろう。そして、ひとつの病の治癒の探究に必要な献身へと奮いたつことさえあるだろう。そうでないものの、たぶん、われわれ自身の生活からは遠い存在である人びとをずっとよく理解し、共感するだろう。写真は小さな声だ。 わたしの生活の重要な声である。それが唯一というわけではないが。私は写真を信じている。もし充分に熟成されていれば、写真はときには物をいう。それが私 ――そしてアイリーン――が水俣で写真をとる理由である。

2014/03/20

GlimmerBlockerでインラインフレームをブロック

(追記:2014.4.6)
更に追記なのですが、このエントリーがまったく無意味になってしまいましたので上部に追記します(笑)
公式のリファレンスを読むと、
gb.zapIframeElements();
この1行をtransformタブ内に書くだけで、すべてのインラインフレームを表示しなくなります…ああ、なんて簡単な^^;
(transformタブはAction: でWhitelist URL, optionally modifying contentを選択すると表示されます。)

また、JavaScriptのブロックも
gb.zapScriptElements();
を同様にtransformへ書き込むだけ。
<head>内にCSSを書き込む場合は、
gb.addStyleElement(contents);
contentsはCSSの内容…を書き込むとそのページだけのユーザスタイルシートとして機能します。
例えばこんな感じ→gb.addStyleElement("body{font-size:100px !important;}");

これで大体の事はできそうですね。
他にも面白そうな物として、
replace(/regexp/, "some text");
これは、文字の置き換えに使えるので、NGワードを非表示するなどして利用出来ます。
簡単な物だと、replace(ほにゃらら, "");でページに含む「ほにゃらら」を非表示にできます。(もしかしたら""で囲む必要があるかも?)
ほにゃらら部分は正規表現に対応しているので、上手く書けば表記の揺れがあっても適応出来ますね。
上記の書き方だと最初に出てきた文字しか置き換えてくれないのですが、以下のように書くとマッチする物すべてに適応されます(グローバルサーチ)。
replace(/ほにゃらら/g, "");
ブラウザのキャッシュをクリアしないと確認出来ないので注意。


本当に奥が深いソフトです。
↓2014.3.20公開

2014/03/19

Chrome拡張StylebotでCSSのカスタマイズをして「注意」マークを付ける。

ふと、webサーフィン(笑)をしていて思ったのですが、読者に記事を募集し原稿料を払うという形式がニュースサイトなどにあります。
中には質がかなりいいかげんなライターも時折いて、誤情報やデマなどに振り回されない為に注意して記事を読むよう、そのライターの名前の前に「注」と大きく表示するCSSのカスタマイズをやってみました。

Google Chrome拡張機能の Stylebot を使って、サイト毎のカスタムCSSを割り当てることができます。
他には有名どころで Stylish なども同様のことができます。
Safariでも Stylish for Safari という機能拡張があります。

細かいインストール方法や設定は飛ばして、おおまかな内容の紹介。
カスタマイズしたいwebページに飛び、CSSボタンを押すとウインドウが開きます。
左上にあるボタンを押し、カスタマイズしたいwebページの箇所をクリック。するとそこのCSS要素がSelect an Elementに代入されます。
あとは分かりやすいインターフェイスで書かれているので、CSSの知識がある人ならパッと見てすぐに解るかと思います。
CSSは良く分からないという人でも、ライブプレビューが出来るので、結果を見ながら簡単にいじる事が出来ます。CSSの勉強にも役立つかもしれません。
もう少し自分で細かく設定したいという人でもCSSの直書きも出来るので、融通が利かなくて困る事はないかと思います。
もちろんこれを使って広告を表示させない事も出来ますよ。

さて今回は注意したい要素に「注」を付ける…ということなので、Edit CSSに以下のソースを書いてみました。
a[href^='http://○○○']:link:before {
    content: "注";
    font-weight: bold ;
    background-color: #f71912 ;
    font-size: 300%;
}
リンク先が○○○のaタグの前に「注」を表示するCSSです。
この書き方は、リンク先によって表示方法を変えたい時に…リンク先がPDFや圧縮ファイルだったりする時にクリックしてしまわないよう区別をする時にも便利です。
例えばzipファイルだと、URLの最後が.zipになっているものという意味で、
a[href$='.zip']:link {
}
と正規表現で書く事ができます。

最後に、これを実際使って表示すると、この様な感じにデカデカと「注」という文字がwebページに加えられます。
beforeの替わりにafterだと後に付きます。

本当はこういう事をしなくても、常に気を付けてネットを回るという習慣を付ける事が大切なのでしょう。

2014/03/17

トラッキングサイトをブロックしてみた

ユーザーの行動やクリック率などを監視送信するトラッキング。悪用されないとしても気味悪いし、何よりサイトの読み込みが遅くなる事が多いので、以前紹介した GlimmerBlocker で、自分はトラッキングサイトをいくつかブロックしています。
ところがrtoaster.jpを登録した所、日経新聞のwebサイトで読み込みが終らず、ページが白紙のままというトラブルが発生。
調べてみた所、該当サイトのJavaScriptが読めない場合、何度も読み込みをチャレンジしようとする事で起きているっぽい(JavaScriptをパッと見るとTimeOutが2000秒…33分にもセットされている…)。これ、rtoaster.jpのサーバーがダウンしたら日経まで巻き込まれるんじゃ…。Chromeで他に拡張機能も入った状態だったので、何かとぶつかったトラブルなのかもしれませんが、同じ現象に悩まされた人がいたら、該当するJavaScriptだけでなく、parts.nikkei.com/parts/js/ab/Rtoaster.js←これもブロックしてみてください。
パス指定で/parts/js/ab/だけにすれば他にもいいことがあるかも…?

最近はトラッキング、アクセス解析、JavaScriptライブラリやウィジェットの読み込みと、非常に多くのリンクが張られているサイトが多く、読み込み速度のダウンやスクロールのもたつきなど、JavaScriptを切っただけで大分改善される事があります。せっかく光回線が普及したりコンピュータが高速になり、ブラウザのJavaScript実行速度が上がってくれたとしても、こういう所で重くなられると有難みも何もないですよね。

iOS7.1にアップデートしたらSiriの変換精度が悪くなった?

自分のSiriの使い方は、おしゃべりしたり命令したりするのではなく、主に文字入力の補助として使っています。
先日iOSを7.1にバージョンアップした直後から、Siriによる文字入力の変換精度が落ちた気がしていました。

iOS7.1のSiriは男性声と女性声のふた通りを選ぶことができるようになりましたが、Siriのアルゴリズム自体にも手が入ったのか、今までの変換学習がリセットもしくはおかしくなってしまったのかは分かりません。しかし以前では長文入力の時にもほぼ修正なしに入力できていたのに、バージョンアップしてからは修正しまくりの状態です。

そこでまずはおかしくなっている可能性のある、文字入力の変換学習をリセットするために、iOSの環境設定から「→一般→リセット→キーボードの変換学習をリセット」でリセットをします。
これは文字を入力するときに、引っかかりやもたつきがある場合にも有効です。自分で登録したユーザー辞書は消えないので、思い切ってリセットします。

この時点ではSiriの変換精度はアップしません。
次からやることは、Siriへの意識的な単語登録。
Siriへ入力した言葉はAppleのサーバへ送られ、保存されるそうです。このデータをより正確なものに置き換える作業です。

まず今まで通りSiriを使って言葉を入力します。
Siriが間違えて入力した場合は、次の言葉の入力前に消去します。そして正しい言葉をキーボードから入力します。
どうやらこれでSiriの変換学習は精度がアップできるようです。消去をしないと学習しないので注意。
この方法はSiriの学習方法なのか、iOSの学習方法なのか分かりませんが、Siriの変換精度が上がるようになったことは確かです。
Siriがとんでもない誤字を返してくるときには試してみてください。

ちなみにSiriは何度やっても尻のままでした…。

2014/03/16

iOSデバイスで開いているサイトをiCloud経由でMacのメニューバーから表示するCloudyTabs

例えば、iPhoneではSafariを使っているけれど、MacではSafari以外を使っている人でも、iPhoneで見ていたサイトを簡単にMacで見ることが出来ます。
Safariだと使えるクラウドメニューがメニューバーに移った感じと言えば分かりやすいかな。

まずは Homebrew というパッケージマネージャが必要です。
ターミナルを起動し、以下をコピペ。インストールが始まります。
ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.github.com/Homebrew/homebrew/go/install)"
次にこちらをインストール。

 How to Use Homebrew-cask

brewのバージョンが0.9.5以上なので確認。
brew --version
そしてインストール
brew install phinze/cask/brew-cask
そして最後に、今回紹介した CloudyTabs のインストール。

これは普通に解凍したアプリケーションをアプリケーションフォルダへ入れるだけです。

起動するとこんな感じに。


ちょっとこれは便利そうですね。
普段MacではChromeを使っていて、デバイス間の行き来が楽なためiPhoneでもChromeを使っているのですが、その呪縛から逃れられそうです。

iPhoneでSafari、でもPCはChromeという人へ:メニューバーからデバイスごとのiCloudタブを表示できる『CloudyTabs』 : ライフハッカー[日本版]

2014/03/15

- オレ流写真論 (12) - 写真をつまらなくする方法

むかし「○○○を100倍楽しくする方法」の様なタイトルの本が流行った時がありましたが、同じ様に「写真を100倍楽しくする方法」だと在り来たりなので、その逆…写真を撮る事が100倍つまらなくなる方法です。

子どもの頃夢中で遊んだ記憶…思い出してみてください。
写真を撮って楽しかった時の記憶…思い出してみてください。
何も考えず、無我夢中だったあの頃。
こうすればもっと楽しくなるとか上手く出来るなんてことも考えていなかった。だってそれを考え始めるということは、既に飽き始めているということですから。
無我夢中…それを邪魔している物はなんだろう。

2014/03/14

Tumblrで流れる音楽を止めて読み込みも軽くしてみた。

Tumblrのフォローする人を増やすために、好きな写真をリブログした人のページを回っているのですが、時々ページの読み込みに1分以上かかるような非常に重いページにぶつかります。
また読み込み終了後、自動的に音楽を再生するページもかなり見られます。
普段音量の小さいYouTubeなどの閲覧のために、スピーカーのボリュームを上げているので、けっこうそれがストレス…。

そこで重くなっている原因を探しブロックし、音楽も元データから読み込まないようにしてみました。
自分の環境はMac + Google Chromeなので、以下その環境前提で書きますがWindowsやChrome以外の環境でも類似ソフトを使う事で同じ事が出来ます。

まずは重くなっている要素探し。
Chromeを右クリックすると「要素の検証」という欄があります。またはメニューバーの「表示」>「開発/管理」>「デベロッパーツール」からでもOKです。
Safariにも同様の「Webインスペクタ」というものがありますので、Safariを使う方はそちらを使ってください。(Safari環境設定の詳細に「メニューバーに“開発”メニューを表示」というチェックを入れてください)

自分でもこの使い方は良く分かっていないのですが、TimelineかNetworkタブを選んで、その下の列一番左にある●をクリックして記録を開始します。
その次にターゲットのwebサイトを読み込み開始です。
スクリーンショットの例ではサックリ読み込んでしまったので分かりにくいのですが、バーが長い物を探してクリックし、何が問題なのか、そしてそれは外部サイトの問題なのか内部の問題なのかを調べます。
いろいろやってみると段々分かると思いますので、とにかくいじってみてください。

該当アドレスが見つかったら次はそのブロック。
ブロックするためのソフトウェアはいろいろあるのですが、Macにプロキシサーバを作り、そこを経由してインターネットへ接続し、指定した要素をブロックするGlimmerBlockerを自分は使っています。
これの利点は、プロキシ経由なのでブラウザが変わっても同じ設定が活きる事。ただ、日本語化されていないので少々難解かもしれません。

 このソフトのおおまかな使い方は飛ばしまして、今回使うのはSuspects機能。
読み込んだページのブロック推奨リストがズラッと表示されます。多分、外部リンクのアドレスを表示しているのかと思いますが、無闇矢鱈にブロックしてしまうと表示に影響が出る事もありますので気をつけて下さい。
スクリーンショットはとあるTumblrのページを読み込んだ物ですが、mp3と含まれたFlash(.swf)のファイルがありますね。これがきっと音楽を鳴らすためのプレーヤーだと見当が付きます。
そのリストをクリックし、右下のボタンを押すと次のスクリーンショットのようにブロックフィルターの設定画面に移ります。


Host isに自動的に先程のURLが挿入され、後はAddボタンを押すだけでブロック完了。
ただ、このままだとこのサイトすべてがブロックされてしまうので、困る場合はPathの欄をisに変えるなりends withにして.swfを指定するなりしましょう。
また、他にはHost欄をisではなくis in domainにすると○○○.aaa.comなどの形が指定出来ます。
a1.aaa.com、a2.aaa.comなどサーバによって変わるURLの場合に便利です。
java regexpは正規表現です。例えばaaa-b1-.*\.comのような書き方をすると、aaa-b1-c.comやaaa-b1-cdef.comなどがブロックされます。詳しく知りたい方は正規表現で調べてみて下さい。


とりあえずこのくらいで目標は達成したのですが、Chromeに面白い拡張機能があったので紹介します。
Collusion for Chrome
webサイトのトラッキングを視覚化する拡張機能なのですが、これでも先程のflash-mp3-player.netへのリンクが埋め込まれている事がカーソルを置く事で表示され、一目瞭然で分かります。
詳しい日本語のレビューがありましたので、こちらも興味のある方は入れてみてはいかがでしょう。
あなたの個人情報が狙われている? ウェブサイトの追跡を可視化する拡張機能「Collusion for Chrome」 : ライフハッカー[日本版]









最後に、今回Tumblrで発見して、自分がブロックリストに入れた音楽プレーヤーを提供しているサイトのドメインを少し。
次から次へと出てくるので、多分もっと他にもあるのでしょう…。
hillydilly.com
flash-mp3-player.net
sheepproductions.com
hypster.com
scmplayer.net
www.wikplayer.com
playlist.me

2014/03/07

Macのカラーパネルにあるイメージパレットは画像追加できるようなので使ってみた。

Macのカラーパネルにあるイメージパレットは画像追加できるようなので使ってみた。 〜Appleちゃんねる

これは知らなかった。Macってまるでスーパーマリオをプレイしてた時のように裏技的な操作があったりするから、長年使っていても知らなくて驚く事が多い。


カラーピッカーと言えば、16進コード(#FFFFFFなど)で色指定の出来るRCWebColorPickerを入れています。普段はあまり使わないのですが、web製作をする時などは便利ですよ。

インストール場所は~/Library/ColorPickers/に放り込みログインし直すと使えます。



また、AppleScriptでは "choose color"でカラーピッカーを呼び出せるので、~/Library/Scripts/へ保存して、スクリプトメニューで使用すると、メニューバーからいつでも呼び出せます。
(スクリプトメニューの使用にはAppleScriptエディタの環境設定から、「メニューバーにスクリプトメニューを表示」にチェックの必要あり)




2014/03/01

WhatRoute - Mac用 tracerouteアプリ

ターミナルやネットワークユーティリティでtracerouteというネットの経路をマップで表示するソフトです。

2001年(多分これが最初?)に2ちゃんねるの新Mac板に立った WhatRoute 1.8 という知る人ぞ知るスレッドがありました。

このスレッドは

1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2001/02/02(金) 08:35 ID:???
OS9.1に含まれている WhatRoute 1.7何ですが、これはど

という途中で送信してしまったかのような質問者から始まるのですが、この半端さ加減がウケたのか、以降「これはど」で終るレスが延々と長年に渡り書き込まれるという奇妙なネタスレと化したことでも有名なソフトでもあります。

以降、肝心のWhatRoute自体は開発を終了していたように記憶ではあるのですが、調べてみた所、多分同じソフトだと思われる WhatRoute 1.12.0 がある事を知りました。
スレッド同様、息が長いソフトで感心します。

インストールには管理者権限が必要で、以下のようなファイルがインストールされました。公式サイトにはアンインストーラの配布もあります。


ちなみにこのソフトは Uninstaller というソフトで、ディスク上のファイルをすべて記憶し、新規、変更、削除のあったファイルをリストに書き出してくれる、怪しげなソフトのインストールにはかかせないソフトウェアです。
シェアウェアですが、以前からとても重宝しております。
この使い方としては、最初に先ずSaveを押し、ディスクをスキャンする必要があります。その後、インストールしたいソフトをインストールし、Uninstallerへ戻りCompareボタンを押すと再度スキャンが始まり、変更点がリストアップされます。
スキャンには時間がかかりますので、スキャンする必要のない一時ファイルのディレクトリなどは、optionで出てくる引きだしウィンドウの上から下にドラッグ&ドロップで登録すると、スキャニングは速くなります。


さてWhatRouteに話は戻りますが、いろいろな機能がある物の、基本的にはこれ、OS X付属のネットワークユーティリティで事が足りてしまう物です。
ただwindowからmapを開く事で、どういう経路を辿って目的のサイトを見ているのかが視覚化されるので面白いです。


スクリーンショットはtwitter.comへのtracerouteです。
サンフランシスコのサーバへ行くのにシンガポールでしょうか?一度遠回りしている事が分かると思います。このマップが拡大出来れば、もっと詳細や国内のサーバも分かるのですが、ざっといじる限りでは拡大出来ないようです。
ちょっとだけハッカー気分も味わえますね(笑)



  WhatRoute - Geo-Tracing Software for MacOS X

2014/02/25

ニコン、新RAW現像ソフト「Capture NX-D」(ベータ版)を公開 - デジカメ Watch

Capture NXがNX-Dとして一新されるようです。



Lightroomの出来があまりに良いので、以前はNX2を時々使う事もありましたが、最近はLightroomとPhotoshopですべて完結しています。

Capture NX系は正直言って酷いインターフェース(特にパレット周り)でしたが、今回そのパレット周りに手を入れたらしいので少し期待しています。

ただ、自分の使い方は画質をトコトン追求するような物ではなく、操作性とスピード重視なので、NX-Dをメインで使う事は多分ないでしょう。



ソフトはまだベータ版なので、試用する方はそこのところ注意してください。

ニコンのサイトでは感想や要望も受け付けています。ニコンがこういう形で要望を受け付ける事は、記憶では今までなかったのですが、それほど今回は本気という事なのでしょうか。

せっかくですので、ベータ版を使ったら要望を送って、ニコンの誇る最高のソフトとして販売される事を願います。



Nikon | Capture NX-D

ニコン、新RAW現像ソフト「Capture NX-D」(ベータ版)を公開 - デジカメ Watch

ニコン、AF機能が向上した「D4S」を正式発表

意外と早く発売されるようです。

興味深いのは、「画素数をRAWの1/4とし、ファイルサイズが約1/2になるという「RAWサイズS」(12bit、非圧縮)を新たに追加」…やっと待望の画素混合らしきものが搭載されたのですが、画素1/4となると約400万画素…これは流石に厳しいかな。

報道で小さいサイズをネット回線などで送るため?と思ったのですが、それならRAW+JPEG Sサイズでいいので誰がどう使うのか疑問です…。

ニコンイメージングのサイトを見ても、それ程謳っている訳でもないので、ニコンとしても取り合えず付けたという感じなのでしょうか。

せめてD800にこれがあればなあ…。


他は細かいグレードアップですが、売り言葉を信じるならばD4より更に良くなっている感じです。

XQDとCFのダブルスロットは変わらず。


D4S | ニコンイメージング
ニコン、AF機能が向上した「D4S」を正式発表 - デジカメ Watch

2014/02/20

二つのフォルダ内にある物の違いを比較『Compare Folders』 - Macの手書き説明書

この手のユーティリティは時々欲しくなるからダウンロードしておいた。

ターミナルからdiffコマンドを使う事で同じ事が出来ます。



二つのフォルダ内にある物の違いを比較『Compare Folders』 - Macの手書き説明書

2014/02/15

オレ流写真論、まとめました

3つのサイトにまたがって書かれていた「オレ流写真論」。
このBloggerにまとめました。
 (1) - 人は何故写真を撮るのだろう。
 (2) - じっくり撮る事のススメ。
 (3) - 感性のはなし
 (4) - 散歩撮影のススメ
 (5) - 共感と想像
 (6) - 女性の撮る写真と男性の撮る写真
 (番外編) Instagramを続ける為に
 (7) - 「自分」のスタイルとは
 (8) - 制限を付けて写真を撮る
 (9) - カラー写真の可能性
 (10) - 写真のHow To本は読まない。
 (11) - 写真はC.G.化して来ているのか。

書き始めてからあっという間にもう5年…。
自分のやってきた写真という道をもうかれこれ40年近く歩いてみて、自分なりの思った事、感じた事をまとめておきたいというのが、このオレ流写真論の主旨です。
書きたい書きたいと思いつつ、なかなか進んではおりませんが、遅筆ながらちょびちょびと書く予定ではありますので、忘れた頃にまた更新するかも知れません(笑)

- オレ流写真論 (4) - 散歩撮影のススメ

写真と一言で言っても、風景、人物、花、飛行機、電車…数限りない被写体があります。
この中で近年静かなブームになっている、日常の何気ない1コマを切り出すスナップ…特にカメラをぶら下げ散歩しながら撮る「お散歩写真」について取り上げてみます。

ストレスの発散

僕の写真も、基本お散歩写真です。被写体は街角スナップではないですが、基本姿勢はそれを撮っている他の方々と近いと思います。

好きな時に好きな様に撮れる事がお散歩写真の利点です。
さあ撮るぞ!と身構えるワケでもなく、いいものに出逢えたらラッキー!くらいの気軽さは、慣れると楽です。
もし、いいものに出逢えなかったとしても、散歩をしたという事で心も身体も健康になります。
というと何か年寄り向けの話かな?と思うかもしれませんが、出来れば若い世代の方に経験して貰いたいのが、この散歩撮影です。

機材に追われるストレス

誰もが魅力的に感じる被写体に出逢えた時、このサイトを読んでいる方ならばカメラさえ持っていればきっと写真を撮る事と思います。
もし上手く撮れなかった時は、他の人の撮った写真を見ていろいろと研究する人も多いかと思います。
「ああ撮れば良かったのか…。」
「あのカメラなら綺麗に撮れるのか…。」
「あのレンズならこんな風に写るのか…。」
三度の飯よりカメラが好きという方は、すぐに機材を買えば済む事なのかもしれませんが、それでも頻繁に買い替える事は多くの人にとって、なかなか難しい事でしょう。
揚げ句の果てに
「あのレンズさえあれば、もっといい写真が撮れる…。」
「あいつの写真は機材頼みだ…。」
どこかでこう思ってしまっては、気持ちよく撮影出来ませんし、やっかむ自分に苦しみます。
下手をすると写真に対する興味さえも失ってしまいかねません。

・新しい機材が手に入った時の気持ちと、さらにそれよりも新しい機材が発表された時の気持ち。
・それと先ほどのヒガミにも似た感情を持ってしまっていたら、その時の気持ち。

これらを一度良く考えてみて、自分にとって本当に欲しい必要なものは何かを考えてみると、気持ちよく「写真」にハマる事が出来るかもしれません。


被写体の刺激

「お散歩写真」は一般的に人の目を引くような凄い写真は少なく、ある意味地味な写真です。
それもそのはず、人の目を引くような写真は「見た事がない…」が基本にあるからです。

まだ見た事のない風景。
めったに見られない夕焼け。
周りにはいない様な人々…。

これらは見る側にとっても「強い刺激」として映ります。
対して「お散歩写真」は多くの人が普段「目に入っている」普通の景色。何も目新しくない日常だったりします。

この目新しさの少なさをカバーする為に、「お散歩写真」はトイカメラで撮るなど、写真として普通とは少し違う感じを出しているものが多いかと思いますが、肝心の被写体はどうでしょう?「お散歩写真」といえども、被写体に何かしらの面白さは必要です。
ただ、撮る側としては、この「面白さ」を追求しすぎては逆に撮れなくなってしまいます。自分の中にも「強い刺激」は残っており、それに匹敵する又はそれ以上の被写体を探していては、なかなか巡り合わないからです。

最初、せっかく「?」と感じる事が出来たのに、撮ろうとしてるうちに頭で考え始め、シャッターが切れなくなる…そんな経験はありませんか?
多分無意識にでも、意識的にでも何かと比較してしまっているのだろうと思います。それらと比較して、「やっぱりツマラナイや…」となっているのではないでしょうか?でもそれは本当にツマラナイものでしょうか?

刺激が少ないだけではないのでしょうか?
大味激辛の食べ物に対し、あっさりさっぱりな日本食…日本食は美味しくないものですか?
アクション、CGバリバリの映画に対し、ストーリー重視の映画…ストーリー重視の映画はツマラナイ映画ですか?

まずは撮る!

せっかく自分の心が「お?」と思ったのですから、ためらう必要はありません。
まずは撮ってみて下さい。
その上で、表現する為の「絞り」や「シャッタースピード」「レンズ」などのテクニックが必要ならば、構える前に決めてしまいましょう。
ファインダーを覗いているうちに、どんどんと頭で余計な事を考え始め、撮らなくなってしまう事もありますから。

自分で制約を付けてみるのもいいかもしれません。
今日はレンズは35mmで絞りはf8だけとか、「P」しか使わないとか。明日は28mmでとか。余計な事を考えずに済みます。
高機能のカメラだからといって、全ての機能を使いきらなくても何も問題はありません。
慣れてきて直感的にその違いが分かるようになってきたら変えてみればいいと思うので、それまでは全ての絞りや焦点距離などを試さなくてもいいと思います。


〜「散歩撮影」をする事でしか気づかない発見とワクワクが沢山あります。
それらは、写真ってこういうものだ、カメラってこういうものだ、楽しいってこういうものだ、幸せってこういうものだ…といった既成概念も変えてくれるかもしれません。
大きい刺激ばかりに慣れすぎて、繊細な事に気付きにくくなっている今の世の中だからこそ、気張らない「散歩撮影」を勧めます。


2010.7.14

- オレ流写真論 (3) - 感性のはなし

感性のはなし。

生まれ持っての感性。
 昔長崎の高島と言う島へ渡った時、島の子供達にカメラを渡して、遊びながら写真を撮りあった事がある。
下は幼稚園くらい、上は小学校3年生くらいだったろうか。
フルマニュアルのカメラ…露出はとりあえず固定して、ピントは被写界深度でカバー。数人でカメラを取り合いしながら写していた。

 東京に帰ってきて自分の写真とともに現像したら、さすが子供の撮った写真ばかり並ぶ中に、意外にも目を引くスリーブがあった。
ピントはボケていたものの、その子が興味を持ったものが、そのコマからしっかりと伝わってきた。そのときの状況を思い出すと、多分一番熱心に撮っていた男の子が撮ったものと思われる。
構図なんて本で見るような何対何とか対角線とか黄金分割とか、そんなもんまったく無視だけど、バランスがしっかりとれ、余計なものが入り込む余地もない程、その被写体にしっかりと寄ったフレーミング。
被写体は大人ならカメラを向けることもないだろう、ドロ団子とか友達の体の「一部」だったり、それはまさにその子が見た、その子が興味を持った視点だった。

次に高島のその公園へ行った時、まあ誰かしらいるだろうと、みんなが写ったプリントを持って出たのだが、結局あの日以来会っていない。今頃どうしているだろう。
 ひとはいつからか…もう物心がつく頃には感性の差やセンスと呼ばれるものは出来てしまっているのだろう。この写真を見た時そう思った。

感性を鍛える。

初めて言葉をしゃべったのはいつですか?
初めて文字を書いたのはいつですか?
個人差でばらつきはあるものの、ほとんどの人は大人になるまでに会話が出来、文章が書ける。ただ、しゃべりがうまい人もいれば苦手な人もいるし、字がきれいな人や文章がうまい人もいれば、からっきし駄目な人もいる。
感性というものも、それらと同じ様なものと思う。自分には感性がない、センスがないと思うのなら鍛えて磨きあげればいい。皆と同じように生きて来ているつもりでも、ちょっとしたことの積み重ねで、ゆっくりゆっくり差が開いてしまっているだけで、ならその「ちょっとしたこと」に気づけさえすれば、感性は誰にでもまだまだ伸びる余地があるはず。

 写真だけではない。

 写真の感性を鍛えるからといって写真だけを見るよりも、いろいろな事を経験した方がいい。いいと思う事ばかりでなく、悪いと思うような事も沢山。写真に写っているものは写真の世界にだけあるものではなく、現実の世界にあるものだ。また写真なんてわずか200年足らずの歴史しかない狭い世界に留まる必要もない。写真と言う物にこだわらず、いろいろな物を見て、そして感じて、考える事が大事だ。

 勉強やスポーツと同じ。

 使ってないと落ちてくる。自分が続けられるくらいのペースで無理をせず、それでも理想は毎日心に刺激を与えよう。片時離さずカメラを持ち歩かなくたっていい。その代わり、カメラがない時には、心の中で写真を撮ろう。
それは気づかない位ゆっくりかもしれないが、だんだんと積み上げられ、いつか写真に生きる時が来るはず。今まで撮っていた癖もあってか、写真にはなかなか現れないかもしれないが、何かをつかんだ時に段階的に伸びるものだから、焦らず続ける事が大切だ。

2009.6.26

- オレ流写真論 (2) - じっくり撮る事のススメ。

じっくり撮る事のススメ。

写真がうまくなりたければ、とにかく量を撮る事。
良く言われる事だが、確かに間違いはない。
ただ…。

 カメラがデジタルになり、いくらシャッターを切ってもフィルム代はかからなくなった。そんな理由からか銀塩の時よりも気楽にシャッターが切れるので、ついつい大量に撮ってしまう人も多いのではないだろうか。
また手振れ補正が当たり前になり、カメラも小型化され、三脚を使う人が少なくなってきてはいないだろうか。
かくいう自分も大体の撮影は三脚ナシで済ましてしまう。でも実は三脚は写真をブレにくくさせるだけの物ではなかったりする。

 最後に一球入魂…一写入魂で撮ったのはいつですか?
「写真は構図!」とか「ここはF幾つで!」とかいろいろ考えるよりももっと大切な事があると1回目に書いたばかりだけれど、人に伝えるのなら写真を魅せる力も必要…。構図を鍛える為には、一枚一枚じっくりと構えて撮る事も大切です。

 昔、まだファインダー交換の出来る一眼レフがあった頃…カメラのファインダーを外して、遠目からそのスクリーンに映る像を見て構図を決めていた時があります。
中判や大判カメラのそれと比べてあまりに小さい像。でもファインダーを覗いた目の前に広がる世界よりも、遥に写真に近い像。今で言えば液晶を見ながら撮るような感じでしょうか。
それを見ながら三脚のパーン棒を緩め、頭の中のイメージと目の前のイメージをリンクさせながらコツコツと微調整し、露出を決めて撮影。ブラケットはどうしても露出に自信のない時だけで、基本的には無しで…それはお金がなかったからだけなんだけど。

 

飾る写真をイメージして

額に入った大きく延ばした自信作。写真を撮る時に、そんな写真をイメージして撮ろう。想像出来ない位に大きな写真ではなく、家に飾る程度の、自分が想像しやすい大きさの写真を。撮った写真はプリントしないでPCで閲覧…そういう人もイメージしよう。

 絵を描く時に見える物。

絵の得意な人もそうでない人も、その時の事を思い出して見て下さい。まずはモチーフを決めて…何も書かれていない真っ白な紙やキャンバスを置き、筆なりペンなりを手に取って…何度も何度もモチーフとキャンバスを行ったり来たり。そうしているうちに今まで気付かなかった物が見えて来たはずです。
最初からそこにあったはずなのに、気付く事の出来なかった細かいところや裏側が。

写真も同じ。じっくりと被写体を見る事で見えてくる物があります。それがファインダーを覗いてシャッターを切っているだけで見えてくる時もありますが、そうでない時もあります。見えたつもりになって、撮れたつもりになって切り上げて、後になって後悔する事もあります。後悔したくないから、時間の許す限りいろいろ(露出を変えたり、構図を変えたりする事を以外にも)試したり。先に書いたように三脚で構えてじっくり被写体に向かう事も、一歩離れて見てみる事も、目をつぶって空気を感じる事も。
きっと無我夢中でファインダーを覗いて撮っていた時とは違う物が見えると思います。

2009.6.17

- オレ流写真論 (1) - 人は何故写真を撮るのだろう。

人は何故写真を撮るのだろう。

専門学校に行ってた時ふと悩んで撮れなくなった事がある。
ある意味、人は何故生まれてきたかの様な命題であり、いくら考えても答えの出ない事だ。
当時出た答えは「自分の為に撮る」だった。言葉にするとちょっと違うニュアンスになるが、広義な意味での「自分の為」だ。忍び込んだ確か2年生向けの竹内敏信氏の講演で、それに気付かされた。

自分の為とは自分が満足する為…技術の習得だったり、挑戦だったり、金だったり…いろいろな意味で自分にとってプラスになるから、だから写真を撮る。多分そんな感じで自分の中で納得したのだろう。
しかし正直なところ20年経った今も答えは出ていない。きっとずっと出ない。いや、ずっと考えて行かなくちゃならない事なのだろう。そんなことも氏は言っていた気がする。

自分の為となると難しい…どこからか、まあいいか、もういいかって気持ちが湧いてくる。多分まったくの趣味であったら、それでやめてしまってもいいのだろう。自分が撮りたい時に撮って、撮りたくない時は撮らない…何も問題はない。

モチベーションを保つ為の動機を見つけられない時、自分はとにかく写真を撮る。出来るだけ何も考えないようにしながら、ただただシャッターを切る。それが経験上のスランプ脱出方法だ。そうしてるうちにまた少し進む事が出来る。

 写真は自由だ。人によってそれが物の記録であったり、時の記録であったり、物の表現であったり自分の表現であったり、決まった事など何もない。だからこそいろいろなカメラでいろいろな被写体を撮る人達がいる。カメラなんて目的に合う物なら本当は何だっていいんだ。

次回、良い写真ってなんだろう…と続きたいところだけど、勢いで書かないと絶対書かないと思うから続けちゃいます。


良い写真ってなんだろう。

カメラは良いカメラが欲しい。良いカメラで良い写真を撮りたい。そう思う人は多いだろう。
でも良い写真って何だろう?
ボケてない写真?ブレてない写真?
それは基本で構図が教本通りにバッチリの写真?
シャッターチャンスがバッチリの写真?
色が綺麗な写真?
みんながうまいと言ってくれる写真?
多分どれでもあってどれでもない…。

先程、写真は自由だと書きました。ということは良い写真だって人それぞれだし、自由なんだから決められない。ましてコンテストとかその審査員の好みだから金賞が一番良いわけじゃない。学校の美術とか音楽だって成績付けて分ける物じゃないって思う人いると思います。
自分もそう思った時がありました。確かに一位を決めるのは難しいです。最終的には好みだって出てくると思います。ただ良い写真、駄目な写真は明確に別れます。
 良い写真は存在する…じゃあいったいそれはどんな写真なのか。
良い写真≠上手い写真の様な感じでイコールではない。

結局写真は人に見せてナンボ。人に伝える事が出来る写真が良い写真です。素晴らしい風景を見た時の感動を…自分が何に心を動かされ、自分がその時どう思ったのか、それをその場に全くいない人に伝えられるか。そういう事だと思います。
写真には詩のように歌詞がないから、映画のように言葉も効果音もないから、だからこそ二次元の限られた枠の中で、その伝えたい事が一番うまく伝えられるようなシャッターチャンスで撮ったり、より引き出せる構図で撮ったりすることが重要になります。そして、その方法こそが自由だと、無限の方法があると思っています。

「バッチリ写ったよ」じゃなくて「バッチリ伝えられたよ」が本当の良い写真と信じてます。

 この被写体にはこのカメラが必要、このレンズが必要、この構図で、この絞りで、このシャッタースピードで…そんなことより、
この被写体に対して、どこが好き?どれだけ好き?どんな気持ち?…それの方がとても大事で、そしてこれが今写真を撮っている人、これから撮ってみようと思う人達に忘れて欲しくないと願う事です。

2009.6.11

2014/02/05

時間を忘れるほど深く集中しているとき、我々の脳には何が起こっているのか? : ライフハッカー[日本版]

“意識的に考えなくてもアクティブに動いているシステム”
計算問題をやっていると、頭で考えている感じはなくなって来てとても心地良いモードに入りますが、最近写真を撮っている時にもこのモードになる事に気付きました。

撮影にのってくると、絞りやらシャッタースピードやら構図やらを意識せずとも指が変えていて、「この感じは何かに似ている…」と、やっと思い出したのが最近の事。

シャッターを切る時の快感っていうのはコレなんだなと…これが好きで写真を撮っているんだなと思いました。

だから自分にとってカメラのポイントとしては、フィーリングがとても大事なのです。





時間を忘れるほど深く集中しているとき、我々の脳には何が起こっているのか? : ライフハッカー[日本版]

2014/02/01

新・OS X ハッキング! (114) defaultsコマンドの使い方 | マイナビニュース

ターミナルで使うbashのaliasコマンドについて解説。

長いコマンドを自分の好きなエイリアスで簡単に打ち込むためのコマンド。

記事ではdefaultsコマンドの登録ついて書かれているけど、基本何でもいいみたい。

登録はalias ○○○="コマンド"

削除はunalias ○○○



ターミナルは、たまにしか使わないのでエイリアスの存在は聞いていたけれど登録した事がなかった。でも、たまにしか使わないからこそ登録した方がいいかもしれない。



新・OS X ハッキング! (114) Kindle本発売記念、defaultsコマンドのYet Anotherな使い方 | マイナビニュース

2014/01/28

「FUJIFILM X-T1」新発売 | 富士フイルム

EVFで画面の一部を拡大し、ピント合わせの補助として使うデュアルモードはEVFならではの機能で、とても便利そうだ。

EVFの画像が遅れると、撮影していて酔ってしまう事もあるので、表示タイムラグが従来の1/10と短くなった事は評価したい。



ペンタ部のFUJIFILMのロゴが少し小さいのか、デザインとして妙な違和感を感じるが、全体としては少し大きめで潰れたペンタ部の印象からか、フィルム時代のCONTAX RXを思い出す。

シャッターダイヤル周辺は使いやすそう。ニコンF4の操作系を思い出す配置。

ただ、シャッタースピードを1/3段操作したい時はどうすればいいのだろう。Dfの様な半端な操作系だとしたらがっかりだ。



最近はソニーRX1やオリンパスOM-D E-M1など使いやすく、また面白いカメラが多く出ている。それと対称に、ニコンやキヤノンは保守に入ってパッとしないように見えるがどうだろう。



際立つ解像力と80年にわたり蓄積した色再現技術が生み出す卓越した写真画質 世界最大表示倍率、世界最短表示タイムラグの「リアルタイム・ビューファインダー」搭載 プレミアムミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T1」新発売 : ニュースリリース | 富士フイルム



フィルム一眼レフライクなデザインのミラーレス「FUJIFILM X-T1」 - デジカメ Watch

2014/01/22

馬場信幸「THINK OUT」メーカーアンケート:CAPAカメラネット

まだ本文はサラッとしか読んでいないので、後でまた読もうと思います。



最近ニコンがOPTIAという計測装置をレンズ設計に導入し、それの第一弾となる58/1.4が発売されたのは記憶に新しいかと思いますが、では以前のニコンだとどうだったのかと言うと、正直あまりボケのことに関してはこだわっていなかったように思う。

モノクロ全盛の時代にオールドレンズがカラーバランスのことを考えて造られていなかったように、時代時代で要求される性能は違う物。これからはデジタル時代の解像度への要求に一区切りついて、次の要求が求められているのかもしれませんね。
それが「味」というもので、効率的に設計していくには、勘よりもデータが必要となるのでしょう。

話変わって、28-70/2.8を未だに使っているのですが、これを下取りにして24-70/2.8か24-120/4に変えようか迷っているところ。
120まで望遠域が延び、更に手ブレ補正のVRも付いていますが、解像度に関して満足出来るだろうか…。その点24-70は安心出来るのですが、焦点域が今のとあまり変わらないというのと、28-70のf3.5~4近辺でのしっとりとした描写が結構好きで、その描写は今のレンズでも残っているものだろうか…という悩みもあったり。
その「しっとり」こそ、残存収差から来た「味」なのでしょうね。
使って試したいところですが、ニコンのサービスもない田舎だと、レンタルで借りるしか試せないという…。

キヤノンが中望遠単焦点レンズの手ブレ補正の特許を出したようです。
24-70の手ブレ補正も含め、今後今まで手ブレ補正が必要ない、もしくは画質に影響が出やすかったが故に造られていなかったレンズでも、この様に新設計の元でリニューアルされていくのでしょう。

レンズ沼は底が見えないですね(笑)



馬場信幸「THINK OUT」メーカーアンケート:CAPAカメラネット

山へ行ってきたヽ(´ω`*)ノ♪

先日ソフトバンクからauにMNPしたiPhone5Sを持って、近所の山へ行ってきました。
以前は電波が弱かったソフトバンクでしたが、プラチナバンドが普及してきたのか、最近はこの山でも電波の届かない箇所が少なくなりました。
…がしかし、山の中では依然として電波の届かない箇所はあり、同じ箇所でauの電波はどんな物だろうと期待して出掛けました。

場所はそれ程高くない山の中の、少し山間で盆地気味になっている地形。ここは山頂近くにかかわらず、特異な地下構造により湧き水が出るという面白い場所です。
静岡なので茶畑が多いです。というか、いたるところ茶畑だらけです。
農作業用の林道が多く、何度も足を運んではいる物の、まだ通っていない道も…。
そのうち、車ではなくハイキングしてお弁当広げたいです。

現地到着後、早速電波の確認をしてみると…3G…しかも遅い…いや、でもLTEでないにせよ、ソフトバンクでは圏外だったことを考えると立派な物です。
ここから町が見下ろせる場所に少し移動…といってもほんの数mなのですが、ソフトバンクも確かその場所ならぎりぎり電波が届いたような?
するとLTEキャッチ!スピードもそこそこ出て快適です。
街中ではソフトバンクはいいらしいですが、やはり山の中だとドコモやauに軍配が上がるのでしょうか。
そういえばソフトバンクだとベンチマークでの速度はメガレベルで出る物の、肝心の通信がなかなか出来ない事が多くありました。auではベンチマーク通りに出ている感じ?スマートフォンに変えてからのauは初めてなのですが、そういう物なのでしょうか…。

今回「やまやまGPS」というアプリを使ってルートを記録したのですが、このアプリ、なかなか多機能でいい感じです。


ルート表示はもちろん。


高低差の表示も。(横軸は距離か時間が選べる)
山へ入ることの多い人にお勧めです。


2014/01/10

「被写体の絞り込み」ということを考える

写真に撮ると忘れやすくなる、けど接写すれば覚えやすくなる:研究結果 : ライフハッカー[日本版]

この記事を読んで思ったこと。ツイッターへの投稿のまとめです。

接写だと記憶に残ると言うのは納得。
写真撮る時と絵を描く時の大きな違いは、被写体に対しての見ている時間、見ている方向(角度とかじゃなく、物の見方、捉え方という意味で)。
だからじっくりと対象物を観察する絵の方が、それに対して新たに気付くことが多いし、その分記憶にも残る。

マクロ撮影は被写体が絞り込まれて整理されやすいので、自分の中でも「コレ!」というイメージが掴みやすい。
また、ピント合わせや構図もミリ単位レベルなので、じっくりと被写体を観察し、撮り方を考える必要がある。
だから接写の撮影だと記憶に残りやすいのではないかな。

ただ、広い視野で見る風景写真であっても、まるで絵を描くかのように向かい合ったら記憶にももっと残りやすくなるだろうし、更に新しい見方ができる様になる。

0から創り上げる絵と、既にそこにある物を1から創り上げる写真とでは、創造力という面で雲泥の差がある。
「想像」を掻き立てられるまでには、パッと見てパッと撮るだけじゃ不十分。それが出来るのは経験によって大局観を得た時だけ。

写真撮る時に多くの人は「いいな」と思ってシャッターを切るわけだけど、その時「何をどうして、自分はいいなと思ったのか」考える人はきっと少ないだろう。
そこを考えることが、被写体を絞り込み、テーマを明確化する為に必要な物。

自分の中でテーマが明確化されていなければ、他人にそれを伝えるのはムズカシイ。