2014/04/19

ちょっと分析してみた→「信じられます? この四角形、全て同じスピードで動いています : ギズモード・ジャパン」

黄色の四角形に青の四角形が追随して動いているように見える。
面白いけど、でもどうしてそう見えるのか気になったので記事通りPhotoshopで開いて確認してみた。

元はご存知アニメーションGIF。
それの24〜26フレーム目を抜き出して見てみると…。
四角形が上から下へ移動している途中。
黒帯と四角形の間に出来た隙間に注目してください。
青の四角形に比べ黄色の四角形の隙間は、白と黄色のコントラストが弱いため境目がハッキリしていません。逆に青との隙間はハッキリと境目が見えています。

次のフレームは隙間がなくなった状態。
青の四角形に着目すると、前のフレームからどの位移動したのかハッキリと分かりますね。
逆に黄色の四角形は前のフレームでの隙間がハッキリしていなかったので、移動量が少し分かりにくい。更に、この静止画で黄色い四角形だけを見ていると、なんとなく上に移動しているように見えませんか?

これ写真でも使う感覚なので今回ブログに書くことにしたのですが、「物は暗い所から明るい所へ移動しているように見える」のです。
移動というと大袈裟だけど、明るい方へ引っ張られるような、明るい方が方が広いような…。
写真の場合でも画面内の明るい箇所と暗い箇所、そして主要被写体とそれらの位置関係で印象がだいぶ変わってきます。
それが主要被写体のイメージに合わないと、なにかシックリ来ない感じになります。

この黄色い四角形もこの瞬間、上に引っ張られるように見え…でも連続で見ていると下へ動いているので、動きが少し遅くなったように見えるのだと思います。

26フレーム目。
もう少し下に動いて、今度は黒帯と黄色の四角形のコントラストが付き、境目がハッキリと見えるようになりました。
逆に青の四角形は境目が分かりにくくなりました。
故に帯から四角形が抜けるまで、目は黄色の四角形の動きしか正確に認識することが出来なくなります。最初(24フレーム目)の認識と逆ですよね。
そして後は25フレーム目の理屈が来て黒帯を抜けると、今まで認識しにくかった青の四角形の位置がハッキリと解るため、まるで急加速しそこに移動したかの用に見えます。
後はもう繰り返し…。

多分こんな感じなのだと思いますが、どうでしょうか。



信じられます? この四角形、全て同じスピードで動いています : ギズモード・ジャパン