2013/09/30

低品質なレンズから高品質の写真を得る研究 - Researchers Develop Method for Getting High-Quality Photos from Crappy Lenses

面白いですこれ。まだまだ課題は多いようですが、サンプルを見る限り、非常に期待が高まる技術ですね。
将来的にはソフトフェアによる処理の他にも、処理速度がクリア出来ればカメラに内蔵させる事も考えられます。収差を除く事を追求し、重く、大きく、コスト高になるレンズよりも、安く小さく、軽く、または更に高倍率なズームレンズの発売なども、市場によっては期待されます。
Researchers Develop Method for Getting High-Quality Photos from Crappy Lenses

高解像度サンプル
High-Quality Computational Imaging Through Simple Lenses: Standard lens and multispectral results

詳細:PDF
‎www.cs.ubc.ca/labs/imager/tr/2013/SimpleLensImaging/SimpleLensImaging_Heide2013-lowres.pdf

2013/09/28

「み」

最近TVはほとんど見ていないのだけど、きゃりーぱみゅぱみゅがMステで、ほぼ「み」で歌詞が構成されている「み」という曲を披露したらしい。自分はこれアリだと思います。
▶ み - YouTube
▶ きゃりーぱみゅぱみゅ - み (Full Song) - YouTube

で、それを聴いてふと昔流行ったスキャットマン・ジョンの曲を思い出した。
▶ THE SCATMAN - Scatman John HD1080p - YouTube
フルで聴いたのは今回初めてだけど、結構いい曲ですね。もう亡くなっちゃったんだよな…。
当時これを聴いて、近い将来テンポやメロディー、ノリだけを重視して歌詞に意味のない曲ばかりになるのではないか…と心配した事もあったけれど、歌詞が薄い曲は目立つ物の、幅も広がり、廃れる事なんてないのかな…と最近は思う。

Mステ繫がりで、Coccoの焼け野が原 ‐ ニコニコ動画(原宿)
Coccoや吉井和哉を見ると、その中にある生命の熱さ…炎の様な何かを感じる。

2013/09/27

Photoshop CC の新機能 | 切り抜きツールとアクション | Shuffle by COMMERCIAL PHOTO

縦横構図混在の写真をPhotoshopCCのアクションでリサイズする方法が書いてあります。
従来の単純な「画像解像度」では長辺、短辺ではなく縦横でピクセル数を指定するため、タテヨコ混在の写真一連をバッチ処理する時に、不具合が生じていました。

先日からPhotoshopCC+Lightroom5合わせて月額1000円キャンペーンを利用して、とうとうPhotoshopCCへ移行したのですが、まだ新規にアクションを作った事がなかったので、これには気がつきませんでした。面白いことが出来そうですね。

ちなみに自分はPhotoshopCS6以前でリサイズアクションを作る時、「画像解像度」ではなく、なぜか「自動処理」にある「画像のフィット」を使っていました。CCでもこれは使えます。









Photoshop CC の新機能 | 切り抜きツールとアクション | Shuffle by COMMERCIAL PHOTO

2013/09/26

スマートフォンやタブレットPC向けに:2つのカメラと画像処理LSIで、撮影後のピント合わせ・ぼかし加工を実現――東芝 - MONOist(モノイスト)

面白い技術ですね。是非これを搭載したスマホが出て欲しいですね。
素子フォーマットは1/4インチという事なので、かなり小型の素子…最初からほぼパンフォーカスな気もしますが。

興味深いのは素子自体は500万画素なのに、出力解像度は1300万画素なところ。
さすがにただリサイズしただけだとボケボケなので、ふたつの素子を上手く合成して、3板式ビデオカメラの画素ずらしの様に解像度を上げているのでしょう。

500万画素、1画素のサイズ1.4μmの素子というのは、iPhone5sの800万画素1.5μmと1画素辺りはほぼ同じなので、もしハード面、ソフト面共に同じ技術レベルならば、素子自体のノイズ量はiPhoneとほぼ変わらず。そして2画素合成を上手くやればノイズも打ち消すことが出来、更に少ノイズのカメラが出来るかも?


スマートフォンやタブレットPC向けに:2つのカメラと画像処理LSIで、撮影後のピント合わせ・ぼかし加工を実現――東芝 - MONOist(モノイスト)

Google がRAW写真のJPG変換を改善、各社70機種以上のカメラに対応 - Engadget Japanese

そんな事が出来た事すら知らなかった。
なるほどね、買収したNik Softwareの技術なのか。
15GB無料ストレージといっても、RAWならばあっという間だし、長辺2048pxで収まるはずもなく、いい利用方法が思いつかないのですが…ファイルの受け渡しとかかな?
個人的にはオリジナルであるRAWファイルをネット上…特にGoogleへ置くのにためらいがあります。

Google がRAW写真のJPG変換を改善、各社70機種以上のカメラに対応 - Engadget Japanese

丹野章写真展「地底のヒーローたち -長崎県高島炭鉱-」 - デジカメ Watch

端島(はしま)…別名軍艦島の隣にある島です。こちらは今も人が住んでいて、もう大分前になりますが、自分が端島へ行ってた時に中間地点として立ち寄っていました。

ちょうど今日の新聞に載っていたのですが、建築物の劣化の為、「地元長崎市の専門家委員会が「画期的な保存方法が確立しない限り、崩壊し数十年の間に多くが失われる可能性がある」と指摘」軍艦島「崩壊の恐れ」 世界遺産登録に懸念 - 中国新聞という話もあります。

確かにとても速いスピードで崩壊は進んでおり、自分が通っていた間でも映画館が崩壊してなくなりました。木はもちろんコンクリもボロボロで、中の鉄筋もどうなっている事やら…。これを世界遺産に登録するとなると、これら崩れかけの建築物をすべて補修、維持しなければならなくなるのですが、そうなると多分ビックリするくらいの金額が費やされるかと思います。
維持するには流石にもう遅すぎます。
そういうこともあり、また個人的には、もうあの島は(人の欲という物から)ほっておいて欲しいと思う気持ちもあり、世界遺産登録に関しては反対なのです。




丹野章写真展「地底のヒーローたち -長崎県高島炭鉱-」 - デジカメ Watch

球面収差と前ボケ後ボケ

いきなりのコラムなのですが、海外のレンズレビューを見ていて、分かりやすい図があったのでちょこっと。
足がなだらかにボケていく物から、二線ボケと言われるゴチャゴチャした感じに見えるボケ。
一般的にボケ味とは球面収差と密接に関係していて、前ボケか後ボケのどちらにそれを持ってくるかはレンズの設計で決まります。後ボケの写真が多く使われるため、多くのレンズは二線ボケを前ボケに持ってくるなどしていると思いますが、このバランスを上手くとって前ボケも後ボケも差の少ない、ある意味半端な設計にすることも可能です。また過剰補正となり後ボケが二線ボケになっている物もあります。
ニコンのレンズでDCレンズという物がありますが、これは球面収差を撮影時に変化させ、ボケ味をコントロールしようとした意欲作です。
第三十二夜 Ai AF DC Nikkor 135mm F2S - ニッコール千夜一夜物語 | ニコンイメージング
また、最近はあまり見かけませんが、球面収差を利用し、ピントの芯がありつつボヤけている幻想的な写真が撮れるソフトフォーカスレンズという物もあります。

さて、下のリンクはツァイスの32mm/1.8のレビューなのですが、サイトがポーランドなので文章はもちろんポーランド語。ここの英語サイトもあるので、少し待てば英文で見れるかもしれませんが、図だけでも十分分かるのでご覧になってください。リンクの中頃あたりです。
Test Carl Zeiss Touit 32 mm f/1.8 - Aberracja chromatyczna i sferyczna - Test obiektywu - Optyczne.pl

このレンズは教科書に載る様な典型的なボケ方をしているのが二枚の写真から分かると思います。また光路図の線が集まっている、写真では明るく写る箇所が、焦点の前側では周辺に。焦点の後側では中心に寄っている事が分かると思います。

球面収差とボケ味。少し興味を持った方はこちらのサイト(素人レンズ教室-その4 
収差(2) 球面収差) も分かりやすくて面白いです。(うちのブラウザだと文字と画像が一部重なってしまいますが…。)

『球面収差の特性』
●補正不足→後ボケが柔らかい。解像度低下(ソフトフォーカス)。
●過剰補正→後ボケが二線ボケ傾向。
●絞ると減少。

2013/09/18

iPhone5sカメラ機能レビュー2サイト

【西田宗千佳のRandomTracking】iPhone 5s/5cの「カメラ」「AV機能」をチェック - AV Watch
5、5s、5cの比較写真、動画あり。


iPhone4Sの時もそうでしたが、iPhone5に比べ画素数は上がっていない物の、着実に良くなっているようです。
5が若干黄色かぶりの傾向があるように見えますが、対して5sは極僅か青っぽい様にも見えますが、ほぼクリアー。ちなみに3GS、4Sは赤かぶりでした。
ノイズは素子が拡大したにもかかわらず、ほぼ変わらず。
夕景写真はブレていますが、連射からベストショットを自動で選ぶ機能を使ったらブレていない写真を選んでくれるのでしょうか。
また、複数枚自動合成でノイズを軽減したりする様な機能は付いていないのかな?


新iPhone実機テスト、カメラ機能はコンパクトデジカメを大きく凌駕! 日経トレンディネット

5のフラッシュ撮影と5sのデュアルフラッシュ撮影サンプルがあります。
青すぎるのと黄色すぎるのと…。
5の写真はiso125、1/20s f2.4
5sの写真はiso32、1/40s f2.2
感度で2EV、シャッタースピードで1EV、トータル3EVから絞り分が少し引いた分だけ5sの方が背景暗く写っています。室内でiso32を選択しているのは、そういうアルゴリズムなのでしょうか。ただ、飛んでいない分だけレタッチで調整すれば5sの方が簡単に綺麗になりそうです。


そしてスローモーション動画がアップされています。調べていないのですが、スローモーションの時間制限とかはあるのかな?
ちなみに以前の機種でもスローモーション撮影の出来るSloPro(リンク先iTunesStore)などあります。

今回のiPhoneは派手な様な地味な様な何とも言えないアップデートなのですが、カメラ面だけで言うなら、機能としては地味に色々付きましたが、画質としては良くなってはいる物の、正直もう少しアップしてくれてもいいかな…というのが個人的な感想です。


2013/09/10

PhotoshopとLightroomユーザー向けに月額1,000円の新たな提供方法を発表

これはちょっと期待。
箇条書きに要約すると、

  • Photoshop CS3以降のユーザー対象
  • 2013年12月31日までに加入
  • 月額1000円
  • Photoshop CCとLightroom 5や他の特典の提供
  • 月額1,000円のまま継続的なアップグレードとアップデート

ということでいいのかな?
今まで単体CCは2200円/月だったので、それが1000円/月、更にLRも付いてくるというお得感いっぱいのプラン。あまりにお得なので、何か読み間違えてたり穴があるのかと勘ぐってしまうのですが…。思ったよりもCCに移行した人が少なかったのかな?

PhotoshopとLightroomユーザー向けに月額1,000円の新たな提供方法を発表:

- オレ流写真論 (11) - 写真はC.G.化して来ているのか。

どこまでが写真か。どこからがCGか。
このサイトを立ち上げた頃、レタッチの範囲はどこまでなら写真だといえるのか…といったことをチラッとブログに書いた覚えがある。
色温度を変えた写真は写真といえるのか。
色相を回転させた写真は写真といえるのか。
物の形を変形させるのは?物を消したり、追加するのは?

「同じものをもう一度再現できること」そこまでならばコンピューターグラフィックスではなく「写真」というのが当時の自分の考えだ。
今は変わっていないかというと、正直悩んでいる所もある。

2013/09/02

シグマ 35mm F1.4 DG HSM レビューあり 〜 天体写真の世界

寄れるレンズを探していたんだけど、シグマの35/1.4がかなり寄れるらしくて検索してたところ、いい感じのレビューを発見。
レンズの収差は天体写真だと一発で分かるね。歪曲収差はキビシイけど(笑)
f2.8程で全面フラット…これは魅力だなあ。
しかし、ほんとに欲しいのは50〜85mmなんだよ。とりあえずメモ!

シグマ 35mm F1.4 DG HSM レビュー | 天体写真の世界