ラベル ニコン の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ニコン の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2023/11/19

NikonのISOオートとストロボ(FP発光)の併用による問題

不安定なISOオート+ストロボ

普段ISOオート(感度自動制御…以降ISOオート記述)で撮ることがほぼないため気付かなかったのですが、室内でストロボ(フラッシュ…以降ストロボ記述)での撮影にISOオートを使うと、同じ被写体、似たような構図でも感度が超高感度だったりISO3桁と低感度になったりと不安定で、その原因を探ろうとしたのが発端です。

追記:2024.11.4

読みにくいので結論から書くと、「ISOオートでFP発光でストロボを直当てすると、至近距離ではメチャクチャ低感度を使われる」という問題で、現時点で最新のZ6IIIでも再現します。


最初に試していたことは光が差し込む室内での日中シンクロ。

が、ISOオートではアンダーに出ますが感度はISO640。

カメラはD780でマルチパターン測光でMマニュアルモードのISOオート、ストロボはSB-5000でTTL-BL(TTLバランス調光) FP発光(ハイスピードシンクロ)オンです。

1/500s f16と高感度にシフトしてもらうよう設定しました。


BL(バランス調光)の調査

・BLオン

背景は飛ばず適切に写り、被写体は少しアンダーに写っています。

元々逆光なのでプラス補正を入れることを考えれば、感覚としては素直に受け入れられます。

感度640

・BLオフ

BLを切りTTLとFPの表示だけにすると背景は少し飛び、被写体は適正です。

被写体がバッチリ適正なので、いかにもストロボ焚きましたという感じの写真になりますが、補正なし撮って出しならBL入っている写真より好ましいです。

感度3200

望む写真はそれらの間…輝度差が大きく屋外である背景は少し飛んで、被写体は気持ちアンダーで出るといいのですが…。

写真をつければ一目瞭然なのですが、自分モデル&自宅での風景がバリバリ写っているので、申し訳ないのですが想像してください。

あ、僕の顔と家を想像ではなくて、写真の仕上がりを。

設定の見直し

何かしらの設定の影響だろうか…と考え、設定を見直してみました。

関係がありそうな箇所は3箇所。

  1. ISO感度設定(の特に、ストロボ使用時の制御上限感度)
  2. 「フラッシュ・BKT撮影」にあるe4ストロボ使用時の感度自動制御
  3. 「露出・測光」にあるb3マルチパターン測光

1.ISO感度設定

何をどう変えても変化なし。

2.ストロボ使用時の感度自動制御

「被写体と背景」「被写体のみ」とあります。

ここで「被写体のみ」を選べば背景とのバランスを無視して高感度かつ被写体適正になりそうなものですが、なんとISOオートがオフになります。

感度自動制御の設定項目なのに、何も言われず書かれもせずオフになるので混乱します。

3.マルチパターン測光

顔認識をするかしないか。結果としては関係ありませんでした。

他カメラでの挙動とシンクロスピードの検証

※追記(2024.11.4)D780でISOオート+ストロボを再度試した所、以下に記述したD750等と同じく、基準感度の4倍までの範囲で感度が変動する仕様になっていました。(Z fc、Z6IIIでも同様)

推測ですが、2024.4.17に出たファームウェアアップデート Ver.1.11によりサイレントアップデートが入ったのではないかと思います。

D750で試してみたところ、違った挙動が現れました。

こちらは奥さんがISOオートで使うため自分でも試して知っていたのですが、ストロボ使用時は感度設定で設定した基準感度の4倍(2絞り)の上限が自動でかかります。

例えばISO100で設定すると上限を6400に設定していても400までしか上がりません。もっと高感度にしたい時は、基準となる感度を800にすると3200まで上がるようになります。

ストロボを使用する時は画質低下を避け低感度で撮影したい場合と、高感度で背景の定常光も活かしたい場合を使い分けられる仕様と思います。

室内でのBLでの写り方は、背景もろともアンダーに出がちですが、露出補正やRAW現像で修正しやすい挙動です。

新しめのカメラとしてZ fcでも試してみましたが、挙動はD780と同じで基準感度は無視。D750にはないストロボの上限感度も設定項目は新設されてはいるものの、なかなかそこまで感度が上がることも少なく、事実上活きない。

ISOオートがプログラムオートのようなカメラ任せの完全なオートになったような感じで、多分i-TTLの仕様変更があったのかと思います。

ISOオートでも高感度で撮るには

いろいろ試したところ、どうもアルゴリズムが、強すぎず弱すぎずの発光をする傾向になっているのか、距離が近いと低感度に、距離が遠いと高感度になるようです。

つまり、例えですが発光量が一定で、感度を変えることで露出を変えるような感じです。多分、プリ発光で「これじゃ弱い!」と判断すると、光量ではなく感度を上げています。

逆に言えば、近い距離だと「充分届くから感度落とすね!」と判断しているような…。

そう仮定して推測したのですが、バウンスアダプタ(ヘッドに被せる拡散ボックスで、2段ほど最大光量が落ちます)やワイドパネルで光量を意図的に下げてしまえば、必然的に感度をアップしてくれるかも…と試してみたらビンゴでした。

追記:2024.11.4

カラーフィルターホルダーSZ-2(無色)の装着でも試しましたが、効果はありませんでした。

FP発光の時のみ起こり、シンクロスピード域では起きないのは説明がつかないのですが、うろ覚えですが初期のFP発光がオートで撮れなかったことなど、FP発光は仕組み上(一定閃光の連続発光)光量の調整、連動に制約が多いのかもしれませんが、通常時の挙動など考えるとそれも考えにくいので、正直ニコンがなぜこのような仕様にしたのかはわかりません。

発端となった感度の不安定さは、ちょうどこのアルゴリズムの切り替わる境目だったのかもしれません。

追記:2024.11.4

フラッシュメータで測れば一発なのですが、FP発光時は発光量が一定で、感度により調整している可能性があります。

ISOオートは撮影条件が違い、時間のない撮影には便利なものですが、何かを変えなければならないのなら最初からISOオートは使わず感度を自分で変えればいいので、結局撮影方法は進歩せず昔のままとなりそうです。

追記:2024.11.4

調べている時に他メーカーだと「定常光撮影時の感度とフラッシュ時の感度は同じ」という文言を見かけたのですが、通常では「露出=定常光+フラッシュ光」の合成光となりますので、焚かない時と感度等が同じだった場合はオーバーになります。

ですので、もし感度等が全く変わらないのなら、定常光撮影時の被写体はアンダーになっているはずです。

順光の時はそれが顕著で、逆光時は被写体はアンダー目になる事が多いので、それを補う形で発光する事で感度は変わらず撮影できるかと思いますが…。


解決策

以下、まとめとして、「ISOオート+FP発光のストロボ撮影で高感度で撮りたいのに低感度になってしまう」問題の解決策です。

  1. FPを使わない(シンクロ域で)
  2. BLを切る
  3. バウンスする
  4. バウンスアダプタやワイドパネルの使用
  5. 距離を取る
  6. Fvロックを使用する
  7. ISOオートを使わない


追記(23.11.19 15h):サンプル画像を追加しました。
屋外での写真で少し分かりにくいのですが…。
●サンプル1
こちらは特に影響がなかったサンプルです。
BLの有無、高速シンクロの影響は特にありません。
BLの方が自然な感じに発光していて、BLを切ったTTL発光はいかにもストロボ焚きました!という感じに少しオーバーに写っていますが、これはそういうものです。


●サンプル2
こちらは直射日光が当たらない日陰での撮影です。
BLが入っている上段は高速シンクロ域に入ると感度が半分に落ちています。
また、BLを切った下段の感度と比べると半分のISO感度になり、BLがかかった上段の方がストロボを効かせた写真に見え、BLを切った下段の方が背景とのバランスを取っているように見えます。








参考リンク


2018/09/17

展示機などで特に見られるであろうNikon Z7「連射後」のブラックアウト現象

バッファクリアと言うか、書き込んでいる時間でしょうか?処理待ちに1秒弱ほどあります。

一般的には一眼レフの構造上、シャッターを切った時にファインダーが瞬間見えなくなる現象ですが、ミラーレスでも現在α9以外は撮ったデータを流すために消失時間があります。
ただこの主さんや今回自分の言っているブラックアウトとは、連射した後特にしばらく何も見えない状態があることを指します。

撮影後の再生をオフにして、あとは普通にカードが入っていると、連射後でもブラックアウトせずスムーズに撮影ができるそうです。
殆どの機種はカードを入れずにデモモードで展示されていると思いますので、勘違いしてしまう人も多そう…。

2018/02/25

Nikon 28-70/2.8D のピントが無限遠~5mくらいまでしか動かない故障の修理

Nikon 28-70/2.8D がだいぶ前からピントリングが無限遠~5mの指標手前くらいまでしか動かせなくなり、その修理記事です。 このレンズのユーザはかなりの率でありえる故障かと思われます。
以前一度、途中まで分解したこともあったのですが、もっと奥まで手を付ける勇気もなく、かといってもう古いレンズなので修理の受付もなく、長い間放置していたレンズです。
内部の両面テープで貼られた電子基板が劣化で浮いてしまい、電子部品がピントリングの部品と当たってしまうことが原因です。 前半のマウント外し→基板露出まではビデオで撮っていたので残念ながら公開しておりません…。とりあえずなんとかしてください…笑
※真ん中がオレンジ。一本は使いません。

2016/11/20

ニコンのACアダプター EH-5+EP-5b の中華版を買ってみた。

ニコンのACアダプター EH-5+EP-5b の中華版を買ってみた。
Wi-Fiを使うとバッテリーが1時間と保たないからだ。
純正の9V 4.5Aに比べ、すぐ手に入るのが9V 6Aの製品だったが、Aの数値は最大値表記なので多分大丈夫?
D750の場合Wi-Fiオン時で平均2Aちょっと位だろうか?
テスターで測ったところジャスト9V。リップルなどノイズもオシロ持っていないので、実際どの程度の質の電流が流れているのかは分からないが、とりあえず動きました。

少しテストした結果、RAW撮影→WMU(Wireless Mobile Utility)を間欠的な連射で何枚か撮ると、カメラがフリーズ状態になり電源も落とせなくなった。
バッテリー室からアダプターを抜き取り、再度電源を入れ直すとまた撮影は出来るようになる。
純正のACアダプターでもこれが起きるかは分からないが、バッテリー駆動では問題は出なかった。
RAW撮影時のWMUは、カメラ内部でRAW現像をしてからWi-Fiで送り出す処理が挟まれるので、負荷が大きくなると過剰な電流が流れ、ストッパーがかかったのだろうか?

RAW+JPEGで撮影したところ、テストでは順調に作動した。


転送アプリ ShutterSnitch

ニコン純正のWMUは純正アプリ特有の使いにくい。例えば…
スマホの回転に対応していない。

  • 撮影しつつ確認するテザー撮影的な使い方ができない。
  • あまり問題ではないが、iPadネイティブではない。
  • 画面タッチでAFできるのは良いが、オフにできないので意図せず触ってしまいピントがずれる可能性。
  • カメラ設定の変更ができない。
など、細かい点で使いにくさがある。
一方、2300円と少し高価だが ShutterSnitch というiOSアプリがあり、多様なカメラメーカーだけでなく、EyeFiなどのW-Fiに対応。
UIは下にサムネイルがずらっと並ぶ形で、撮影する毎にプレビューウィンドウに表示される。(どうでもいい写真でスミマセン…笑)
また、時間はかかるもののRAWファイルの転送にも対応しているので、それが必要な場合は役に立つだろう。
WMUのようにシャッターを押したりピントを合わせたりはできず、撮った写真をリアルタイムで確認することに特化したアプリです。
(Lightroom mobileにテザーが付けばなあ…。)

2015/05/04

ニコンのホワイトバランス微調整(色温度とミレッドの計算)

メモ代わりに書いてます。
ニコンのホワイトバランス微調整は説明書を見ると、(機種毎に調整範囲は異なります)

(LBA、LBBフィルタに相当)AB(アンバーブルー)方向で0.5段単位。1段は5ミレッド相当。
(CCフィルタに相当)GM(グリーンマゼンタ)方向で0.25段単位。1段は濃度約0.05。

LBA(B)=Light Balancing Filter Amber (Blue)(色温度変換フィルタ)
CC=Color Compensating Filters(色補正フィルタ)

GM調整

CCフィルタの表記(例:CC Y15)は濃度を100倍した数字なので、GM方向(縦)は1段毎にCC M5やCC G5のフィルタをかけるのと同じになります。
2段だとCC M10、CC G10。

AB調整

ミレッドは、色温度の逆数(1/色温度)に10の6乗をかけ算したものなので、例えば
色温度5500Kの時は 1/5500*10^6 ≒ 181.8 ミレッドとなります。

例. オートホワイトバランスでは5600KでRAW撮影された写真が少し黄色かったので、現像ソフトで色温度を下げ5200Kで調度良くなった時は

1/5600*10^6-1/5200*10^6 ≒ -13.7 ミレッド
カメラ説明書によるとAB方向で5ミレッド/段。0.5ミレッド単位で調整可能なので、B2.0〜2.5にしてあげれば望む結果になるかもしれません。

差分ミレッド計算機
(1/K - 1/K)x10^6 = mrd
色温度変換フィルター LBA(B) の数値に換算する時は、計算結果を10で割ると出ます。


早見表
3200K 312.5ミレッド
4545 220
4651 215
4769 210
4878 205
5000 200
5128 195
5263 190
5405 185
5500 181.8
5555 180
5714 175
5882 170


2015/03/09

Nikon D700をオーバーホールに出しました。

もうシャッター回数もトータル16万ショットを超えてるので買い替えたほうが良さそうな気もするけれど、ここはオーバーホールしてもう少し頑張ってもらう。

一応シャッターユニット交換も頼んだけれど、「シャッター部組」というのがそうなのかな?総額42787円ナリ。

ていうかファームウェアアップデートしてなかったっけ?(笑)

2014/09/24

Imaging-Resourceのテスト写真でニコン現行フルサイズ(Df除く)のRAWを高感度で比較をしてみた



左から:D750-D610-D810-D4s
感度:ISO12800
NR:OFF
RAWをNikon Capture NX-Dで現像
※D810とD4sは2400万画素相当にリサイズ
最下段は66.6%に縮小表示

D610は明るめのトーンはD750よりノイズが目立ちませんが、シャドー部でコントラストの低下が見られます。
同じ画素数ですが、D610に比べD750は少し高感度に強くなっているようです。
D810はD610よりも若干ノイズが多い物の、画素数の多さを考えると良く出来ていると思います。所々例の物か分かりませんが、輝点が目立ちます。
D4sはこの比較では拡大になりますので少しぼやけています。画素数が少ないせいか相対的にノイズが大きく少し目立ちますが、D4sはD750,610が後一段ほど感度をあげるとトーンが崩れ始めるのに対して、2段差のISO51200でも綺麗なトーンを保っている所は凄いことです。逆に言えばそこまでの超高感度が必要ないのなら、他のカメラの方がいいのかもしれません。
個人的には今まで12800〜25600の感度で使いたいと思うシーンはありましたが、極限られたシーンには違いなく、通常はそこまで必要なこともないでしょう。

D750の高感度画質はバランス良く、いい出来だと思います。これでD800系のボディだったら…と思うと残念ですが、こうして画質の比較をして見ると、ニコンの現行カメラはそれぞれがバランスのいい位置にあるのかもしれませんね。

Nikon D750 Review: First Shots - Samples

2014/04/18

Sigma 50mm F1.4 DG HSM | Art Lab Test Review: Digital Photography Review

シグマ新50mm/f1.4のDxOMarkが出ました。

dpreview記事内にはニコン58/1.4やツァイス55/1.4と並べて比較のできるリンクがあります。




ニコンの58mmはMTF曲線などでは現れにくいと発売した時に関係者が言っておりましたが、やはりもう少し頑張って欲しい所です…。






Sigma 50mm F1.4 DG HSM | Art Lab Test Review: Digital Photography Review

2014/02/25

ニコン、新RAW現像ソフト「Capture NX-D」(ベータ版)を公開 - デジカメ Watch

Capture NXがNX-Dとして一新されるようです。



Lightroomの出来があまりに良いので、以前はNX2を時々使う事もありましたが、最近はLightroomとPhotoshopですべて完結しています。

Capture NX系は正直言って酷いインターフェース(特にパレット周り)でしたが、今回そのパレット周りに手を入れたらしいので少し期待しています。

ただ、自分の使い方は画質をトコトン追求するような物ではなく、操作性とスピード重視なので、NX-Dをメインで使う事は多分ないでしょう。



ソフトはまだベータ版なので、試用する方はそこのところ注意してください。

ニコンのサイトでは感想や要望も受け付けています。ニコンがこういう形で要望を受け付ける事は、記憶では今までなかったのですが、それほど今回は本気という事なのでしょうか。

せっかくですので、ベータ版を使ったら要望を送って、ニコンの誇る最高のソフトとして販売される事を願います。



Nikon | Capture NX-D

ニコン、新RAW現像ソフト「Capture NX-D」(ベータ版)を公開 - デジカメ Watch

ニコン、AF機能が向上した「D4S」を正式発表

意外と早く発売されるようです。

興味深いのは、「画素数をRAWの1/4とし、ファイルサイズが約1/2になるという「RAWサイズS」(12bit、非圧縮)を新たに追加」…やっと待望の画素混合らしきものが搭載されたのですが、画素1/4となると約400万画素…これは流石に厳しいかな。

報道で小さいサイズをネット回線などで送るため?と思ったのですが、それならRAW+JPEG Sサイズでいいので誰がどう使うのか疑問です…。

ニコンイメージングのサイトを見ても、それ程謳っている訳でもないので、ニコンとしても取り合えず付けたという感じなのでしょうか。

せめてD800にこれがあればなあ…。


他は細かいグレードアップですが、売り言葉を信じるならばD4より更に良くなっている感じです。

XQDとCFのダブルスロットは変わらず。


D4S | ニコンイメージング
ニコン、AF機能が向上した「D4S」を正式発表 - デジカメ Watch

2013/10/21

ニコンサービスマニュアル

修理用マニュアルみたいなものが何故か流れてます。
古い機種ばかりですが、分解、改造するのが好きな人にはいいかもしれません。

トップ:Arcticwolfs`s Homepage
フレームページ:Nikon Service Manuals

2013/10/17

ニコンAF-S NIKKOR 58mm f/1.4 G発表

キター!ヽ(´ω`*)ノ♪…しかし20万か…。
これ→Nikon 58mm F1.4 の特許:エンジニアの嗜み:So-netブログともレンズ構成が少し違うし、どんなレンズなんだろう。
大きなサンプルがない(追記:2013.10.17.21.05 - 高解像度のサンプル上がっている所ありました。下部リンク参照) ので良く分からないけれど、夜景サンプルでは街灯にパープルフリンジが出ているように見えるので、色収差は少なくないのかな?低分散レンズ使ってる様な記述もないし。

ツァイスの55mm f1.4とはまたちょっと方向性も価格も違うので、どちらかというとツァイスの様な妥協なく最高の物を出したというよりは、標準レンズを今のレベルでちゃんと作るとこうなるよ…といった感じでしょうか。実際85/1.4Gとかは225,750円ほどしますし、50/1.4Gの63,000円というのが安いだけで。

個人的に残念な所は最大撮影倍率が下がった事。
1:7.7もあります。(50/1.4Gは1:6.6)もうちょっと寄りたい!と思う事の多い85/1.4Gが1:8.3なので、至近距離での撮影はちょっと撮りにくくなったかも。


ニコン、ボケ味と点像再現性にこだわった大口径レンズ「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4 G」 - デジカメ Watch

製品情報:AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G | ニコンイメージング
開発担当者インタビュー:ザ・ワークス:Vol.53 AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
高解像度サンプル:Nikon 58mm f/1.4G High Resolution Image Samples

2013/10/12

TTL調光コードとやらと、その互換メーカーの話

カメラにストロボ2灯付けて日中シンクロの補助にしようかと思っていたけれど、どうも手持ちコードでは都合良く接続出来ない…。

カメラの上に1灯。ストロボブラケットを付けて横にもう1灯付けたいのだけど、ニコン純正の調光コードSC-28だと「ストロボを移動する」という概念しかない様で、カメラ側のホットシューが調光コードで埋まってしまい2灯付けることができない。

また増灯コードという方法も試したけれども、手持ちのブラケットではL字のガード?なのか縦にして使う用なのか意味分からないパーツがある為に、増灯コードを差し込む幅が確保出来なかった。

他にコードあるかな?と思いニコンイメージングを探したら…ああ、このSC-30とやらなら少し曲がってるし付くかも?と価格を見たら…なんと12600円(笑)
こんなコードが、しかも何故か2本セットで12600円w
ちなみに上のSC-28は6825円。

(´・ω・`)

先日ツイッターで、高くて有名なジナーの価格を笑っていたのですが、段々他メーカーも笑えなくなって来てるのでは…。
話それますが、ジナーは堅牢で良いプロ機材を作っているのですが、例えばリンホフボード(大判カメラのシノゴにレンズを付ける為に加工された板)…ググって最初に出たページはこちら 税込み価格2480円。これはこれで安い方だと思うけど、ジナーのリンホフボードは税込みなんと73500円w まあ作りはいいんでしょうけど…。
他の価格が気になる方は是非こちらをご覧になってください。

さて話戻ります。
あまりに高いため、他にどこか互換パーツ作ってないのかな?と思ってググりました。
元々ここら辺のパーツは外注だったりして、最近は分かりませんが以前はグリップストロボがナショナル製だったり、パワーアシストパックという外部電源は接続コードが違うだけで本体はキヤノンと同じだったりもしていたので、純正というものに自分はそれほど価値を置いていません。

ググってみると面白い製品を発見。
YONGNUO(…よんぬを?)という中国のメーカーなのですが、最初に書いたSC-28に互換性のあるTTL増灯コードを見つけました。そして更にそれには、ニコンにはないホットシューがーー!
価格は3750円!さすが中国wライセンスとかそこら辺どうなってるか分かりませんが、たとえ真似だとしても、それを元に本家よりも良いものを作るのならば、それはそれでアリじゃないかと思います。日本も昔はよくパクり製品出してた。けれど段々とパクリ元以上の物を作る様になっていった。某国なんて日本の事情関係なしに左ハンドルの本家仕様車そのままを押し付けようとして売れない売れないと騒いでいたわけだし。

ていうか関係ない話に今回は飛びすぎてますね(笑)
このメーカー、やはり先日ツイッターでツイートしていたメーカーなのですが、他にストロボ系の互換機器を沢山出しています。ストロボなんてキヤノンの形にそっくりなんだけど、7640円。(G.N.は105mmで58なので30以上はありそう。ただし、TTL、FP発光に非対応。色やチャージ、その他諸々は分かりませんが、光らすだけならお買い得かも?)
個人的には3000円前後で売られているラジオスレーブ(離れた位置のストロボを光らす為のもの)が気になる所。ニコンのは赤外線なので、向きや距離など光の状況で使えなくなるし。

こういったかゆい所を掻いてくれる周辺機器メーカーは、国内外問わずこれからも頑張って欲しいですね。
あ、あとニコンさん。昔っから思っていたけれど、コードをロックするネジ…使いにくいです。急いでる時とか特に。ストロボの取り付け部の様に、ワンタッチでロック!みたいな感じにしてくださいな。


2013/08/09

日本のカメラメーカー、業績振るわず―ニコンは大幅減益 - WSJ.com

う〜ん…ミラーレスが期待はずれか…。
ハイアマの人たちでは、ニコンの1シリーズは素子が小さいから敬遠する人も多そう。ただ、それがどのくらい影響しているかは分からないけど。他メーカーのミラーレスの売り上げも知りたいですね。

個人的にはNikon1 v2欲しいなと思っている。出た当初はまったく興味ないどころか、あのデザインを見て、これは売れないだろう…と思っていたのですが、最近仕事で超望遠(400〜1200くらい)を使いたいな…という事があり、車一台買える本格的なレンズは元もとれないので置いておいて、テレコン使うなりなんなり色々と考えていた所、Nikon1にFマウントのレンズをつけるアダプターがあることを知り、あ…これいいんじゃない?と気持ちが揺らいでいます。

35換算2.7倍…70-200/2.8に付ければ189-540/2.8…。更にこのカメラ、動体に非常に強いらしく、像面位相差(一眼レフのAF=位相差=速い)によりAFスピードも速く、秒15コマでの高速撮影も出来ます。更にピント固定なら30、60コマ/秒もフル解像度で出来るという化け物的なスペックを持っていたりします。
店頭でいじってみたところ、バッファも結構あり、明るい場所でのスポーツ撮影には打って付けじゃないかな…と。
ただ、EVFの残像が気になるのと、スポーツ撮影(しかも野外のみの)専用品になってしまうので、いまいち購買意欲が湧かない…。

日本のカメラメーカー、業績振るわず―ニコンは大幅減益 - WSJ.com

2013/05/17

Nikonさん、お願いします。〜カメラの要望

カメラ欲しいな〜と思ってサイトにある製品情報を見ていたら、今ニコンで動体に強いカメラってD4しかないという事に気付き、物欲が収まる(笑)
動体に強いというのは連写速度もさることながら、AFの精度、そしてバッファの量などが求められるので、バッファの少ないD7100だと例え秒7コマ切れても、キビシイ。

リーマンショック以降の世界的な不況で、厳しいのは分かりますが、もう少しかゆい所に手が届く機種が欲しいところです…。


ついでに要望的な事を書いてしまうと、ペンタックスで使われているハイパーマニュアル…AEロック(ホールド)の様な機能。あれは特許があるのかな?あの機能は他のメーカーにも是非搭載して欲しい。