2014/09/24

Imaging-Resourceのテスト写真でニコン現行フルサイズ(Df除く)のRAWを高感度で比較をしてみた



左から:D750-D610-D810-D4s
感度:ISO12800
NR:OFF
RAWをNikon Capture NX-Dで現像
※D810とD4sは2400万画素相当にリサイズ
最下段は66.6%に縮小表示

D610は明るめのトーンはD750よりノイズが目立ちませんが、シャドー部でコントラストの低下が見られます。
同じ画素数ですが、D610に比べD750は少し高感度に強くなっているようです。
D810はD610よりも若干ノイズが多い物の、画素数の多さを考えると良く出来ていると思います。所々例の物か分かりませんが、輝点が目立ちます。
D4sはこの比較では拡大になりますので少しぼやけています。画素数が少ないせいか相対的にノイズが大きく少し目立ちますが、D4sはD750,610が後一段ほど感度をあげるとトーンが崩れ始めるのに対して、2段差のISO51200でも綺麗なトーンを保っている所は凄いことです。逆に言えばそこまでの超高感度が必要ないのなら、他のカメラの方がいいのかもしれません。
個人的には今まで12800〜25600の感度で使いたいと思うシーンはありましたが、極限られたシーンには違いなく、通常はそこまで必要なこともないでしょう。

D750の高感度画質はバランス良く、いい出来だと思います。これでD800系のボディだったら…と思うと残念ですが、こうして画質の比較をして見ると、ニコンの現行カメラはそれぞれがバランスのいい位置にあるのかもしれませんね。

Nikon D750 Review: First Shots - Samples