2012/09/25

キヤノン、光学 50 倍ズーム搭載 PowerShot SX50 HS 発表 | スラッシュドット・ジャパン ハードウェア

キヤノン、光学 50 倍ズーム搭載 PowerShot SX50 HS 発表 | スラッシュドット・ジャパン ハードウェア

光学に詳しい人が多くて、読んでて楽しい。
最初のコメントから回折限界※1の話が来るとは思わなかった。
コメントの途中にもあるけど、理論的には画素サイズより回折ボケ(エアリーディスク)の半径が大きい方がいいみたいだけど、どうもそう言うように思えないのはベイヤー+ローパスフィルタだからなんだろうか…。

カメラはというと、撮れる写真は甘いかも知れないけれど、50倍1200mm相当となると、それはそれで面白そうだ。そんな焦点距離のレンズを気軽に使った事はないので、撮る写真も変わってきそう。
1200mmがどの位かというと、月や太陽を写真に撮る時、ライカ判フルサイズ36X24mmの短辺24mmの100倍…2400mmでほぼいっぱいに写せると言われています。なので1200mmだとその倍くらい…月2個分の広さ…というか狭さw
月の大きさって結構大きく思えますが、実際は手を伸ばした指先に持った5円玉の穴にすっぽりと入ってしまうくらい小さいんです。豆知識でしたw

そしてこんな特許もソニーから出ているようです。
Sony 回折限界を超える技術に関する特許:エンジニアの嗜み:So-netブログ
前のエントリーにも書いたのですが、このサイト最近一番更新を楽しみにしている。
近ごろは専門的な話をネットでじっくり見る機会も薄れてしまったので、なにか読んでるだけでとても楽しい。

※1 回折限界 - 透過電子顕微鏡 基本用語集

2012/09/23

Sony Japan | 積層型CMOSイメージセンサー及びイメージングモジュールの仕様変更のお知らせ

Sony Japan | 積層型CMOSイメージセンサー及びイメージングモジュールの仕様変更のお知らせ

ああっヽ(´o`;
8月に発表されたソニーのRGBWセンサーが…“当社の画質基準を満たさない条件があることが判明したため、従来の「RGB方式」とさせていただきます…。
このセンサーの話です↓
Sony Japan | 世界初 積層型CMOSイメージセンサー“Exmor RS”とイメージングモジュールを商品化

通常のセンサーで使われるベイヤー方式というのは、RGGBという赤緑緑青の色フィルターをかけた画素を合成して色を表現するのですが、RGBWとは緑のうちひとつを輝度情報のみの画素にするものです。
低照度に強くなる(フィルターがないから?)というメリットがあります。
こちらが詳しいです。
Sony RGBW配列で高感度を実現した撮像素子に関する特許:エンジニアの嗜み:So-netブログ

iPhone5が出たばかりですが、次のiPhone6には間に合うかな?と期待していたのですが、いろいろと難しいのですね…。
通常のRGBでも積層型になって回路に場所を取られなくなるから、画素自体の有効面積広くなって少しは感度は上がるのかな?…と思ったけどその分素子のサイズを小さくしてるのか…。

iPhone4SのセンサーはこっちのIMX105PQらしいです。iPhone5は分解記事によると、ソニー製ですがこれとは微妙に違うということ。マイナーチェンジ?
Sony Japan | ニュースリリース | 世界初 有効1641万画素の携帯電話向け 裏面照射型CMOSイメージセンサー“Exmor R”を商品化

レンズのボケ味

ボケ味ってレンズの持つ球面収差で決まると言われていますが、それだけで済むような簡単な物ではないようです。

Canon EF 24-70mm f/2.8 USM L II - Full Format Review / Test Report - Analysis
ここを見ていて、ふと気になったのですが、ボケの中に同心円状の影があるレンズを時々見ます。
個人的にはあまり好きなボケ方じゃないなと思うのですが、どうしてこういったボケになるのか調べていたら、ステキなPDFを見つけたのでご紹介。

コンピュータゲーム会社らしいのですが、非常に良くボケに関してまとまっていて、勉強になります。
下記にリンクしたPDFのP92以降を見ると、どうも口径食による回折らしいのですが、良く分かりませんでした…。
とにかく、レンズのボケに興味のある方は、読んでるだけでも面白いですよ。

追記(2013.10.21:同心円状のボケはどうも非球面レンズ特有のボケという話を耳にしました。球面レンズの方が素直なボケ方をすると時々聞いてはいたのですが、こういう事なのですね。)

実践! シネマティックレンズエフェクト
―光学に基づいたボケ味の表現― ―アナモルフィックレンズエフェクト―
http://www.siliconstudio.co.jp/presentations/files/CEDEC2012/CEDEC2012_CinematicLensEffect.pdf(10.9MB)
シリコンスタジオ株式会社

2012/09/18

GoogleがNik Softwareを買収

GoogleがNik Softwareを買収したらしいです。
Nik SoftはSnapseed、Color EfexやSilver Efex、ニコンのCapture NX2(U Pointテクノロジーだけ提供?)などを作っている会社で、Photoshop初めとするLightroom、Apertureプラグインでは自分の思う所最高の製品を提供しているメーカーです。

自分はこの会社のColor Efex Proを頻繁に利用させて貰っていますが、正直今後の行方が心配…。
ニコンユーザとしても、Capture NX2が今後どうなるかは大きい話だと思います。

買収目的は明らかにされていませんが、Snapseed目的とすると、Snapseedだけ何らかの形で新たにアプリが出て、他のプラグイン群は放置となる可能性もなくはない…ていうか、過去の大企業の振る舞いからすると、大体が放置…。
Snapseedだけ利用したら、後はまた他へ売っぱらってくれないかな。

一部報道で、Snapseedを何故かInstagramの競合アプリと扱って、買収する事でIGとFacebookへの対抗と捉えている記事もありますが、元々SnapseedにはIGの様な写真共有の機能は付いておらず、ライバルでもなんでもありません。写真加工アプリです。IGをSNSとしてではなく、写真加工アプリとして捉えるならライバルとなりますが…他にも無数にある加工アプリの中から、よりにもよってSnapseedとは…。

U Pointテクノロジー(範囲指定して手軽に一部だけの色などを調整する機能)が欲しかったのかな?と自分は思います。

ニュース - Googleが写真加工/共有アプリのNikを買収、Instagramの競合企業:ITpro

Vic Gundotra - Google - Welcome Nik Software! Today I’m excited to welcome Nik…


2012/09/16

Nikon D600 Preview Samples: dpreview review samples: Galleries: Digital Photography Review

Nikon D600 Preview Samples: dpreview review samples: Galleries: Digital Photography Review

他にも海外サイトで多数のD600サンプルがアップされています。
前のD700との比較の時には書かなかったけれど、それらを見て少し疑問に思っているのですが、高感度で撮ったD600の多くの写真で、シャドー部コントラストが低いように見える…。
シャドーにノイズが多くて、それ故にS/N比が下がっているようにも思えますが、実際の所RAWを現像してみないとなんとも…。


Тест Nikon D600: / Prophotos.ru
Fotopolis.pl: Nikon D600

2012/09/15

D600-D700画質比較

The Imaging Resource! にD600で撮影した画像がアップされましたので、D700の画像と比較してみます。

画素数が倍違うので、解像度に関してはD600の方が遥かに良いと思われますが、2400万画素を大判プリント(300dpiの場合長辺509mm〜A3ノビ長辺483mm)して間近でじっくり見る事もあまりないと思いますので、D600を縮小してD700と同じサイズで比較しています。

2012/09/14

- オレ流写真論 (8) - 制限を付けて写真を撮る

制限の勧め…ってどういうことかというと、撮影の時に自分で色々と制限を掛けてしまう、ゲームで言うならば「縛りプレイ」みたいなものです。

例えば、今日の撮影は単焦点レンズ一本で行こう。
とか、今日は開放絞りにチャレンジとか。
他にも沢山あります…トリミングしない。ローアングルだけ。撮影後、液晶で確認しないで撮る…。
なんでもいいんです。
ちょっと楽しそうだな…と思えるくらいの制限をかけて撮ってみると面白いですよ。

そして、これがまた意外と勉強になります。

iPhone 5はつまらない。そこが最悪であり最高でもある : ギズモード・ジャパ ン

iPhone 5はつまらない。そこが最悪であり最高でもある : ギズモード・ジャパン
記事のライターさんの意見に過ぎないけれど、Jobsがいた頃は大衆に合わせるなんて事はなかった。
大衆が使い方を求めるのではなく、大衆に新しい使い方を掲示するのがAppleだった。
だから新製品には当たりでも結果としてハズレでも「なんだこれ!?」みたいな驚きがあった。だからAppleの新製品には注目が集まって行ったと思うんだ。
ひとつ前のエントリーに話は繋がりますが、この驚きもない新製品を次々と投入した所で、ユーザが飛びついてくる事なんてないだろう。
また今までのAppleの様な、従来の互換性をすぐになくしたり、サポート廃止というやり方は、新製品を使ってみたい!という強い魅力があったから出来た事。
iPhoneのサポートは今のところ比較的長いが、ここをもし勘違いしてしまったら、Appleといえど、iPhoneといえどユーザは離れて行くだろう。
Jobsには「こういう未来にしたい」という大志があった。ただ売れればいいという考えじゃなかったと思うんだ。

iPhone 5の新しいLightningポート用変換アダプタ(2800円)が今までの周辺機器に対応しないなんて... : ギズモード・ジャパン

iPhone 5の新しいLightningポート用変換アダプタ(2800円)が今までの周辺機器に対応しないなんて... : ギズモード・ジャパン
技術革新の為には古い物を切り捨てて行かなければならないのは、仕方のない事かも知れませんが、IT業界はほんと早いですよね。
最近自分はこの早さにちょっと疲れました(笑)
常に最近の物で揃えればいいのかも知れませんが、それには勿論多額のお金も必要になりますし、長く使った愛着という物もあります。
また最新の物にはコンピュータの場合はバグが潜んでいる物も多く、その対処法を探す為にネットで長い時間と手間を掛けて情報収集したり、対処出来ずにアップデータ待ちでしばらく使えなかったり。
最新の物を避けて枯れた物を使いたくとも、修理やサポートの終了が短いため、結局製品期間が短かったり…。
気に入った物を長く使いたい様な自分には、なんとも忙しない時代ですね。

2012/09/13

D600 発表

ニコンから噂されていたフルサイズ機種D600が発表されました。

さてさてかなり不満がありますが、先ずは評価するべき点を…。

視野率100%ファインダー
これはやはりいい。実際100%じゃなくても、それ程困ることはないのですが、やはり全部見えていると安心感が違います。

デュアルスロット
バックアップやすぐ納品したい時にJPEGとRAWの振り分けは便利と思います。
自分はそれが出来る機種を持っていないのですが、やはりあったらあった方がいいですね。

軽くなった。
一般的には評価される点だと思いますが、自分は数百g変わったところであまり気にしないので…。レンズとボディのバランスの方が重要です。

さて不満点…。