2012/09/13

D600 発表

ニコンから噂されていたフルサイズ機種D600が発表されました。

さてさてかなり不満がありますが、先ずは評価するべき点を…。

視野率100%ファインダー
これはやはりいい。実際100%じゃなくても、それ程困ることはないのですが、やはり全部見えていると安心感が違います。

デュアルスロット
バックアップやすぐ納品したい時にJPEGとRAWの振り分けは便利と思います。
自分はそれが出来る機種を持っていないのですが、やはりあったらあった方がいいですね。

軽くなった。
一般的には評価される点だと思いますが、自分は数百g変わったところであまり気にしないので…。レンズとボディのバランスの方が重要です。

さて不満点…。

デュアルスロットがSDのみ。
このクラスでCFがないというのは…。クラス替えの為にSDを残すとしても、ほとんどの人はデュアルスロットを有効活用する事はないと思うので、SDとCFのダブルにして欲しかった。

シャッターユニットが廉価版。
カット数は15万カットとそこそこは耐久性もありますが、シンクロスピードが1/200s、最高1/4000と幕速が遅いシャッターユニットみたいです。
最高速はまだいいとして、シンクロスピードは少しでも速い方がスピードライトを効率良く使う事が出来ます。FP発光はガイドナンバー落ちて、実質2〜3mまでしか使えませんし…。微妙な所で、この点は自分的には一番気に入らない所。

秒5.5コマまで?
D700の様にブースター付けたら8コマみたいな表記が見当たらないのですが…。

クロップがDXクロップのみ。
仕事で六つ切り納品が多いので3:4クロップは欲しかった。

AF-ONボタンがない(追記:2012.9.14)
右手親指で操作するボタンがAF(AE)-LOCKボタンだけになってます。
自分はAF作動をこのボタンで行い、更にAE-LOCK(ホールド)も多用するので、ここをひとつにされてしまうのはかなりキツイ…。

そんな感じです。画素数は2400万画素ほどありますが、ノイズ処理がどの程度なのか見てみないとなんとも…。個人的にはこんなに画素いらないかな…。

ということで、廉価版フルサイズという噂でしたが、スペック的にD7000より更に下クラスで、スタート価格は22万程。自分としてはこれを安いとは思いません。ただ最近出たSONYのフルサイズやキヤノンの5DIIIが高いので、これを安く感じる人も多いかと思いますが、D800が24万程で売られている事もありますし、実売16〜7万程で落ち着くのではないかな?と思います。
(追記:2012.9.13 既に20万を切っている所もありますね。ただやはり高い…15〜6万にはなるかな?)
いっその事かなりスペックを落として、以前のD40の様なフルサイズ機を出していたら、それこそフルサイズ革命が起きたのかも?と思いますが、ニコンとしてはD600を作る事でD800も売りたいのかな?という気もします。

D600 | ニコンイメージング
ニコン「D600」の発表会レポート - デジカメWatch