0歳児から撮ってた子たちが卒園する。
もう会うこともないかもしれないけど、ぼくの撮った写真はこれこらもきっと時々引っ張り出されたりして、結婚式とか流れたりもして、子どもが産まれたらお父さんお母さんの子どもの頃だよっていつまでも伝わって行くことを考えると、最近はとても感慨深い。
これしかもう自分には残ってないと思って道を決めた。決めたからには、最善を尽くすと長年やってきた。写真家の道も、大切な人と一緒に居たかったからすべて捨ててきた。捨てる事しか諦めがつかなかった。
カメラマンとして底辺の仕事と言われつつ、実際収入も大した事もなく…でも最近はやっと誇りを持てる。
子どもの成長を、その目でしっかり焼き付けていて欲しい。
写真は写真でしかないから。
大切なことは、今、その目でしっかりと子どもと向き合うことだから。
今、同じ時間を子どもと一緒に共有することだから。
だから、写真は任せて欲しい。それがぼくらの仕事。