2013/05/02

- オレ流写真論 (10) - 写真のHow To本は読まない。

写真に大切な6つのデザイン要素とその効果的な使い方 | コリス

↑とても勉強になる内容でとにかくメチャクチャお勧めです!

被写体を分析し、それがどういった印象を与えるか。
そのシェイプだけでなく、色や光などが見る側にどういった印象を与えるのか。

日本のメディアは横並び。
日本には非常に多くの写真に関する本が出ていますが、そのほとんどは何分割とかS字とか構図の作り方的な似たような内容だったり、また、こうやって撮る!(例えば花は前ボケで余計な所を隠すとか)みたいなテクニック的な内容だったり…。
なんていうか日本の勉強方法にも似てる(苦笑)。
これはこれで間違った事は言っていないし、勉強にもなるんだけど、あまりにカチカチで、真面目に読みすぎるとせっかく最初は個性を持っていたのに誰しも同じ写真になってしまう弱さもあります。



他の分野にもアンテナを張る
海外の本やサイト、また日本でも写真関連ではなく、デザインなど美術系の方で探して見ると、視野が広がります。
特に上記サイトの後半にある様な色彩心理学(人に与える色の影響)の部分などはカラーコーディネートやデザインの本などにはあるものの、写真の本では見かけた事がありません。

写真を撮るからといっても、写真だけではなく絵や音楽、映画…他にも多くの事から写真を学べると自分は思っています。


何が写っているかではなく、それを見てどう感じるのか。

人の感受性には共通の元型があります。それは上記サイトにも所々書いてある様な、それを見た時に多くの人々がイメージする共通な感覚です。
簡単な物だと…上の方に重たそうな物があれば不安に感じますよね。
暗い所より明るい所に目が行きますよね。
上を向いていると元気に見えますよね。
そういった「感覚」は本来みんなが持っていて、それが写真の印象になり、構図の中心となります。

是非写真の本だけではなく、いろいろな分野から沢山吸収し、感じ取ってみてください。
今はデジタルで構図を変えながら何枚も気楽に撮れるし、Photoshopなど扱える方は少しずつ変化を持たせて、自分がどう感じるか試してみるのはいかがでしょう。





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