レンズの画角が分かれば、撮影に必要な焦点距離もこれでだいたい分かるのでロケハンなどに便利です。
また太陽や月は一時間に約15度動くので、どれくらいしたらどの位置に来るかも分かり、撮影の役に立つこともあります。
1. 手をいっぱいに伸ばし、自分の顔から手のひらまでの距離を測ります。(これをaと置く)
2. 目安にしたい手のひらのパーツを定規で測ります。(これをbと置く)
3. 関数電卓でtan-1やatan、arctanと書かれている、アークタンジェントの計算をします。
関数電卓を持っていなくてもwebサイトを調べると、計算してくれるサイトがいくつか出てきます。
例えば…関数電卓『関数電卓』
iPhoneだと電卓アプリを横向きにして拡張表示にしてから、2ndキーを押すとtan-1のキーが現れます。
a÷bを計算し、最後にatanもしくはtan-1ボタンを押すと角度が表示されるはずです。
もし妙な数値が出た場合は、角度がrad ラジアンになっているかもしれませんので、deg デグリーを押します。
自分の場合だいたいこのような感じに…。
自分の場合、親指〜人差し指間がほぼ200mmの画角と一致(135換算)しますので、絵描きさんが構図を決めている時によく見かけるポーズで、だいたいの構図と選択するレンズを予測できます。
レンズの焦点距離における画角もまたwebで検索するといろいろと出てきます。
例えばこちら…カメラの画角の計算 - 高精度計算サイト
対角だけでなく、垂直水平も分かる方が何かと便利です。被写体の大きさ計算などにも使えますし。
またiPhoneなどスマホアプリでもいくつか出ています。
ひとつ基準を覚えておけば、他の焦点距離のレンズにも応用が効きます。
例えば、200mmの対角画角は約12度…ということは100mmだと倍の24度。50mmは更に倍の48度に。300mmだと÷1.5で約8度となります。
誤差は大きいですが、レンズの焦点距離もまったく数値通りでもないため、あくまで目安としてなのですが、便利ですよ。