2015/04/15

UVフィルタとプロテクトフィルタの違い

遠方の山の紫外線の影響と言われる青味をとってくれるという今ではオカルト的にも聞こえるUVフィルタと、レンズを守るだけのプロテクターとの比較。

まずはマルミのDHG-UVとノーフィルターで比較してみました。
ひとことでいうと、ほぼ違いはありません。
強いて言うならUVの方が若干遠方の山の青味がとれているかも?
街灯のハロならばもう少し違いが出るのでしょうか。
RAW撮影から船体でWBをそれぞれとっています。

多分レンズやローパスフィルタなどにUVカットは既に施されていると思いますので、当たり前といえば当たり前の結果になりました。

次にフィルタによる分解能低下。
昔、星の写真を撮っていた頃はフィルタの有無でかなり星像が悪化したので、それ以来フィルタは付けずにいたのですが、最近になってまた付け始めました。
というのは、20年ほど前に買ったとあるレンズメーカーのレンズを久々に使っていたのですが、光源を後玉から覗いてみたら薄い傷がたくさん…。それで怖くなって付け始めた次第です。
最近のレンズはコーティングも優れているので、以前に比べれば傷はつきにくいかと思いますが…。
純正のレンズはそれよりもはるかに多くそして手荒に扱っていたのですが、特に傷はありませんでした。

さて肝心の解像テストなのですが、残念ながら空気のゆらぎで正確なテストができませんでした…。
一部を見るとフィルタ無しが優れ、また他の一部を見るとフィルタありの方が優れるといった、評価のできない状態という…。
一応上記写真の等倍スクリーンショットを載せておきます。これだけを見ると、ノーフィルタの方がシャープにも見えますが、正直なんとも言えません…。
印象としてはフィルタを付けたからといって、特に問題になるというレベルではないと判断しました。

最後はUVとプロテクタの比較。
使用したのはケンコーのZETAプロテクターとマルミのDHG-UV。

これもそんなに違いはありません。
結論としてUVとプロテクターのどちらがいいかというならば、これはもう気分で(笑)